フカセメジナ釣りステップアップ解説の第2回となる今回は、メジナを釣る方法として重要な役割を担うコマセとさしエサについて解説をしよう。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・塩田哲雄)
さしエサの種類
配合エサと同様に、さしエサにもいろいろな特性を持たせたエサがある。魚にアピールする視覚効果を高めたもの、摂餌力を高めたもの、生のオキアミよりもエサ持ちを良くしたものなどがそうだ。
それらは状況に応じて使い分けることで、価値ある1尾と出会うためには欠かせない。参考として、私が良く使用している「生エサのくわせエサ」と「練りエサ」各種を紹介しておくのでご覧いただきたい。
使い方としては、エサ取りが多い季節はエサ持ちが良いくわせエサ。真夏などの高水温期はエサ取りが多いので、練りエサをメインに釣りを組み立てている。逆に、水温が低い季節はエサ取りがあまり煩くないので、食い込みが良いくわせエサを使っている。
いずれにしても、釣り場で実際に釣りを始めてみないと分からないこともあるため、さしエサは最低2種類を持参している。そうすることでさしエサのバリエーションが増える。種類といろいろな刺し方の組み合わせで、ヒットエサを見つける。厳しい状況の時ほど効果的だ。
まとめ
コマセとさしエサについて、あくまでも基本編として解説してきた。釣り場の状況、風や波などの自然状態など、基本に忠実に釣りを行っていても、全く歯が立たないことがあることも知っておいて欲しい。
ある部分、スポーツの世界と共通している。それは経験値が活かされる点だ。机上の理論も重要ではあるが、やはり釣りは現場(釣り場)に出て、いろいろなことを試しながら行い、多くのことを学ぶ。基本を元に現場で得た経験をプラスして、大いにメジナ釣りを楽しみましょう。
<塩田哲雄/TSURINEWS・WEBライター>