【2020】アユのトモ釣りオススメ河川:長良川 例年の傾向は?

【2020】アユのトモ釣りオススメ河川:長良川 例年の傾向は?

2020年の鮎釣りおすすめ河川ガイド。今回は岐阜県・長良川を紹介する。放流量やオススメポイント、タックルなどを解説。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース特別版 APC・渡邉敦)

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淡水の釣り アユ釣り

長良川解禁概要

今年の長良川中央漁協は2段回解禁方式で、長良川と武儀川と津保川は6月1日、板取川(片知川を含む)は6月20日に解禁。例年と違うので間違えないように注意。

放流量など

今期は天然遡上が順調なので期待できそう。また、漁協による放流も順調で、県の魚苗センターでは人工種(海産系)10764kgを放流。内訳は、河長良川4700kg、板取川3300kg、武儀川1000kg、津保川1000kg、県の委託放流分が764kg。

傾向

昨年の同管内の解禁は低調なスタートだったものの、8月のお盆前から天然遡上(海産系)が機能し9、10月は大勢の人でにぎわった。私も9月にもかかわらず1日で50尾以上も釣った。

例年、初期は水温が低く釣果にムラがあるため、水温の高い各支流の方が釣果は安定。本流は梅雨明けごろに天然遡上が成長、水温も安定して7月半ばからが本番。

オススメ釣り場紹介

松ヶ瀬地区の鮎の瀬大橋下流100m辺りにあるトモ釣り専用区は管区内でも有数の人気釣り場。流れが急で岩盤や大きな石が入っているため、流れの変化に富む。

右岸、左岸からどちらからも入川可能だが左岸は河原に駐車可能なのでこちらから入川する人が多い。右岸は森の中に駐車スペースがあるが、数台しか止められないうえ、分かりにくい。もし松ヶ瀬が混雑していたらすぐ上流に鮎の瀬があるので移動するのもいいだろう。

松ヶ瀬は流れが早く水深があるのでオモリや背バリで攻略。盛期はトロ場に溜まっている魚が夕方の人が少なくなる時間帯に急瀬へハミに出てくるので良型が入れ掛かりになる。終盤、岩盤エリアの瀬肩をていねいに攻めれば入れ掛かりもある。

右岸側の急瀬は上級者向けだが超一級ポイント。下流に淵があり溜まっている魚が上がってくるうえ、流れが急で良型が引きを楽しませてくれる。渇水時は深瀬に立ち込んで流心を釣ると良型が釣れる。入川する時は右岸側に流れが通っているので立ち込まないでいいが、朝は逆光になるので目印が見えにくいいのが難点。

タックルについて

流れが早い瀬や急瀬が多く力強い魚が多いため、それなりにパワーのあるタックルが必要。早瀬以上の竿を選びたい。水中イトは、押しが強いので沈みのいい高比重の複合メタルラインを選ぶ。掛けバリは、身切れでバレないようにキープ力のある太軸。

【2020】アユのトモ釣りオススメ河川:長良川 例年の傾向は?昨シーズンの筆者の釣果(提供:週刊つりニュース特別版 APC・渡邉敦)

シーズン終盤は特に大勢の人でにぎわう。トラブルのないように、くれぐれも注意してほしい。

<週刊つりニュース特別版 APC・渡邉敦/TSURINEWS編>

▼この釣り場について
長良川
管轄:長良川中央漁協組合
この記事は『週刊つりニュース特別版』2020年5月18日号に掲載された記事を再編集したものになります。