「シーバス釣りのメッカ」と言われる東京湾で、遊漁船と水産庁が新たな取り組みを開始しました。東京湾のシーバス保護に向けた活動について、水産庁に取材をしました。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版編集部)
連携の今後の展望
では肝心のデータはどのように活用されるのでしょうか?
沿岸・遊漁室によると「まず最低5年は取り組みの継続を目指し、土台作りを第一に進めています。まだ可能性を探っている状態ですが、東京湾をモデルケースにすることができれば全国の各海域で同様の協力体制を築くことができるのでは考えているところです。現状、遊漁船側にはボランティアとしての協力をお願いしていますが、将来的には事業化することも視野に入れています。」とのこと。
そして何より驚いたのが、データの一部が遊漁船にも公開されるそうです。つまり、データを活用することで東京湾でのシーバス釣りがさらに進化する可能性があるということ。これが実現すると、釣り人にとっても貴重な情報になりますよね。
まだまだ始まったばかりの試みですが、将来的に東京湾だけではなく日本の釣りを変えていく取り組みになるのかもしれません。
協力遊漁船はまだまだ募集中とのことですので、興味をお持ちになった東京湾の遊漁船関係の皆様は下記ページを覗いてみてはいかがでしょうか。
「東京湾シーバス釣獲量実態調査へのご協力お願い」:NPO法人ジャパンゲームフィッシュ協会(JGFA)
取材協力:水産庁 資源管理部 管理調整課 沿岸・遊漁室
<田口/TSURINEWS編集部>