木曽川でのシーバスルアーフィッシング攻略編をお届け。釣果を得るための6つの最重要項目を解説しよう。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 APC・高畑光邦)
釣行決める6つの要素を解説
木曽川の釣りは難しいとアングラーの人たちがよく言うのを耳にする。しかし、「流れ」、「風」、「潮」、「地形」、「水の色」、「時間帯」を把握すれば、シーバスに出会うことができる。この6つを細かく説明していこう。
1.川の流れ
木曽川では流れが重要になる。大河川の河口はすごい勢いで流れており、あまりに流れが速いとルアーが流され、いい動きをしてくれない。またルアーを回収してくる際、流れが速いとかなりの力でロッドが持っていかれるため、全く釣りにならないのだ。
そのため木曽川で釣りをする際は、緩やかな流れのポイントや地形変化で、流れが緩いポイントを攻めることがカギとなる。
2.風
私が一番気にしているのが風だ。南風や向かい風だと飛距離やラインがヨレてしまい、アタリが分からないため、風予報を見て南風や向かい風だとできるだけ釣行を避けている。
私の経験上一番いい風は北風と西風だ。北風はラインがヨレないため、アタリが取りやすい。西風は追い風になり飛距離が伸びるため、いつも以上に広範囲を探れる。また北風、西風では風速4m、5m程度なら釣りに全く影響はない。
3.潮
アングラーの多くは、よく大潮を狙って釣行にいくだろう。しかし、木曽川でのルアーフィッシングにおいて大潮は難しい。なぜ難しいか。それは流れが速すぎることが一番の理由だ。ならば、どの潮で釣行すると釣果につながるのか。
私が狙って行く潮は小潮、長潮が最も流れも緩く、しっかりと魚にルアーを見せることができ、釣果にもつながっているのだ。
4.地形
大潮の干潮時に木曽川へ行って、地形を把握することが大切だ。大潮の干潮時、木曽川はかなりの確率で数10mほど干上がる。その時を狙って地形調査に行くことが大切。
干上がった川底に岩、大きな流木、岩積み、ワンドなどがある場所は小魚が着きやすく、シーバスもエサを求めて回遊してくるのだ。ある程度メモやスマホで写真を残しておくと、夜間に釣りをする際スムーズに立ち位置を決められる。