ヘラブナ釣りの二大イベントである春の乗っ込みと初冬の放流。放流は人為的なものだが、産卵は魚の本能によるもので、日時は人間の知り得る範囲ではない。しかし場所は特定できる。4月11日はハタキ場に入っていないヘラブナはどこにいるのか、状況を読みながらの宮崎・瓜田ダム釣行となった。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・楢崎人生)
春は底を釣れ
今回はハタキ場を避けた宙釣りだったが、この季節はハタキ場へつながるカケアガリやその付近の底を釣るのが鉄則だ。冬に深場へ落ち春に巣離れすると浅場までは底伝いに移動していく。つまり私のように無理して宙で釣らず、深場からハタキ場へ続くヘラブナの道を底釣りで釣ればいい釣りができる可能性が高い。やみくもに打つのではなく、地形の変化やオダなどのからむポイントを選ぶことを忘れずに。
エサの手直しと浮子の選択
サオをかえるとウキの変更とエサの手直しが必要。ウキの変更は容易だが、エサの手直しは少々面倒。エサを使い切っていれば問題ないが、残っている場合は現在の配合とエサの残量から新たに攻めるタナに合ったエサに手直しする必要がある。今回使用したエサでいえば「粘力を入れるか入れないか」、「天々とバラケマッハの分量調節」の二つを基準にして手直しした。
今回はウキのテストも兼ねていた。丈二でメーターからサオいっぱいまで使える自作ウキ。このウキのおかげで丈二を振っている間はタナ変更でもウキをかえずに済んだ。特殊なウキを使えるのは自作の特権。皆さまもウキの自作に取り組んでみてはいかがでしょうか?
<楢崎人生/TSURINEWS・WEBライター>