静岡駿河湾の夜タチウオが絶好調。由比の長徳丸では2月8日、15~59尾。3日は午後4時出船便で指2本半~5本級が37~68尾。2番手は51尾で、3人が同数。最大は1.11kg。ルアーでは15~40尾。2日も20~50尾。2番手が47尾。ルアーマンが50尾。今年に入って渋い日が続いて、海況も落ち着かずなかなかナギに恵まれなかった。しかし東海域で急上昇。まだ港からポイントまで遠いが、徐々に由比寄りでも釣果が出始めている様子。リベンジしたい人はお早めに。
タックル&エサ付け
イラストの通りだが、オモリは船宿に確認を。
ハリス切れ防止のため、チモトにタコベイトやワイヤーを付けるのが一般的だが、それを嫌うこともあるので、取り外しできるように対応を。
竿は、コマセマダイ用を使う人が多い。
ライトタックルなら2mのショートタイプで手持ちで狙うのも面白い。
東京湾と違い、エサはサンマの切り身が標準。
先端から縫い刺しにしてハリに付ける。
サバエサと違い、サンマの脂が落ちてデッキが滑りやすくなることがある。
視界が限られる夜間とあって、船内の歩行には十分注意を。
投入~タナ取り
投入は、ハリスが短いのでエサから先に海面に落とす。
ハリスが張ったら、次に天ビンがエサと重ならないように注意して行う。
船長から「40~20m」といった具合でアナウンスがあったら、指示ダナの下限まで仕掛けを沈め、上限までを探る。
指示ダナの下限より下へ仕掛けを下ろすのはダメ。
誘い~アワセ
電動のデッドスローでタナの間を通してくるのが基本。
手巻きでも同様の速度でゆっくりと巻き上げる。
活性が高ければ、東京湾のようなシャクリも効果的。
ただし、低活性の場合は逆効果。
特にカカリ釣りで食いが悪い場合は、一人が派手に誘うだけでほかの人にも影響がでるので避けたい。
タナを探っていると、コツンとかココッとかじるようなアタリがでたら、ここからが勝負所。
アワせ方のパターンは、
【アワせ方のパターンその1】
それまでと同様に巻き上げ続ける。
グッと重みが加わる本アタリがきたら聞きアワせる
【アワせ方のパターンその2】
巻き上げを止めて小刻みに竿先を上下させてエサを動かし、じらすように食わせる。
食い込まない時は、聞くようにゆっくりと竿を上げて食い気を促す。
【アワせ方のパターンその3】
竿を動かさずに食い込みを待つ。
竿先をやや下げて送り込む。
食いが渋いときに有効。
アワセのタイミングは悩むところだが、魚の活性などからその日のタイミングをつかむことが大切。
いずれも場合もびっくりアワセはNG。
掛かったとしても、途中でバレることが多い。
<週刊つりニュース関東版 編集部/TSURINEWS編>