10月26日、グローブライド株式会社主催のDYFC(ダイワヤングフィッシングクラブ)のマス釣りスクールが、今回は大阪の千早川マス釣り場を舞台に行われ、私はコーチとして参加してきたので、当日の模様をリポートしたいと思います。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・妹尾隆)
目次
DYFCフィッシングスクールとは
このスクールは、釣り具メーカーのDAIWAが「子どもたちと触れ合いながら釣りの楽しさを直接伝えていこう」と、2005年から全国各地で始めた活動です。好評で年々開催数が増え、今では年間約25回のスクールが行われています。
入会は小学生から中学生までで、入会費も1000円(3年間有効)とリーズナブル。オリジナルライフジャケットの貸し出し、全ての道具の無料レンタルも人気の秘訣となっています。もちろん自分の道具を持ってきてもOKです。
エサ釣りの小学5年の男子を引率
集合時間間近になると、参加者が続々と受け付けに並び始めます。今回の生徒は約120人。トラウトのルアースクールとエサ釣りスクールに分かれます。コーチ1人に対し生徒3~4人が1グループ。私はエサ釣りで、小学5年生の男子3人を受け持つことになりました。
まずは子供どうしのコミュニケーションをとってもらうかが先決。いつもどんな釣りをしているの?どこで釣りをしているの?DYFCは何回目?などと、いろいろと聞いてみます。するともうコーチそっちのけで盛り上がっています。まぁこれはこれで成功かなといった感じです。
まずはアドバイス
いよいよ一緒に釣り場に移動します。釣り場に着くと、子供たちはもう早く釣りたい気持ちでいっぱいです。
釣りの準備をしながら、アドバイスもしていきます。「もしも他の人が釣ったらその人のウキと魚の距離を見なさい」、「釣った人は次も必ず同じエサを使うからそこもチェック」、「仕掛けを入れて5秒数えて反応がなかったら、仕掛けを引っ張ってエサを動かしなさい」、「大きい魚が掛かったらコーチがタモを持ってダッシュで行くから、心配せずに大きい魚を釣ってきて」と 。そのせいか小さいのでも呼ばれることになりましたけど。
エサのローテーションが大事
このような管理釣り場の魚には、エサのローテーションが有効です。今回スクールで用意されていたエサは、イクラ、ブドウ虫、ソーセージの3種類。やはり活エサのブドウ虫に実績がありますが、今回のブドウ虫は丸まると肥えていてデカい!苦手な子供たちも多かったので、イクラをメインで使っていきました。
秘密の特エサ
万が一のためこっそり持ってきたエサが、マグロとアオリイカの刺し身。どちらもイクラサイズにカットしてきました。全体的に食いが悪いときにマグロを付けると、これがまたすぐに食ってきます。「コーチ~、マグロで一発で釣れた!」と大きな声で言うものだから「こら!シーーーや」と和気あいあいに楽しみます。「先生、また釣れたー!」いつの間にかコーチから先生に昇格です。
他の釣れてないチームの子供たちにもおすそ分けして回ります。みんな一生懸命頑張って、自分なりにいろいろと試しているのを見て、「たくましいなー」と感心させられました。
昼ごはんにマスの塩焼き
お昼になりみんなでお弁当を食べます。今日初めて会ったはずなのに、もうみんな仲がいい。微笑ましいです。子供たちにはマスの塩焼きも付いています。おいしそうでした。
譲り合って全員安打
楽しいお昼ご飯を食べ、午後から2回戦開始です。あまり釣れていない子供たちを優先して釣らせていきます。「おーい、こっち釣れたからこっちおいでー」と声がかかっています。そのせいもあってスクール生、全員安打でした。中には20匹ほど釣った子もいました。当分夜はマスの塩焼きでしょうね。
釣りの後の楽しみもいっぱい
釣り終わりにはゴミを片付け、元の場所に戻って表彰式&閉校式。もう仲良くなりすぎて女の子どうし肩を組んでお母さんに写真撮ってもらう子もいました。みんなの笑顔がすごく印象的でした。
みんなが参加賞をもらって最後にプロコーチと保護者さん全員のじゃんけん大会が一番盛り上がっていました。見ている私も参加したくなるようなDAIWAの製品でした。
ケガもなくトラブルもなく無事に終えることができたのもDYFCスタッフさんのおかげです。いつもコーチとして参加させて頂いていますが、私自身も楽しませて頂いており感謝です。子供たちもこうして釣りが好きになっていくのでしょうね。
<妹尾隆/TSURINEWS・WEBライター>
千早川マス釣り場