待ちに待った夏休みに子ども達と愛知県南知多町の豊浜釣り桟橋に出かけた。ア
ジ・サバ狙いのサビキ五目釣りを堪能。さらにサバを活エサに大物マダコを釣り上げ子ども達の興奮もひとしおでした。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 APC・川中みちよ)
豊浜釣り桟橋へ子連れ釣行
子供たちは待ちに待った夏休み。そこで7月21日、小学5年生の娘と同級生2人、そして親の計6人で愛知県・南知多町の豊浜釣り桟橋に出かけた。
夜明け前に到着すると、桟橋は既に大勢の釣り客でにぎわっていた。中央付近の空きスペースに釣り座を構える。
桟橋は足場が格子状なので、小物類を海に落としやすい。まずはシートを広げ、その上で準備に取りかかった。
サビキで五目釣り
今回のターゲットは、アジやサバを中心に、くる者拒まずの五目釣り。子供たちがサビキ仕掛けを投入すると、すぐにアタリが出たようだ。
上がってきたのは10~12cm級の小アジ。鈴なりとまではいかないが、飽きない程度にヒットする。
ここでAPCの浅井さんと釣り仲間の磯野さんが合流。磯野さんがサビキを投入する横で、浅井さんは小アジをエサに泳がせ仕掛けの準備。
狙いはヒラメのようだ。
しばらくすると表層で小サバが釣れ始めた。小サバといっても大きなものは20cmを超えるため引きも強く、2連3連で掛かると子供たちから歓声が上がる。
なかでも絃志郎君のキャッチしたサバは25cm級の大物だった。サバはルアーにも好反応で、浅井さんはアイスジグを使ってサイトフィッシングを楽しんでいる。
表層なのですべて丸見え。こちらも面白そうだ。
サバの泳がせにまさかのタコ!
その小サバを勇人君が胴つき仕掛けにセット。浅井さんをまねして泳がせ釣りで狙うと、しばらくして何か掛かったようだ。
「重い」と言いながら巻き上げると、水面に姿を見せたのは良型のタコ。浅井さんに落としダモを入れてもらってキャッチした。
得意満面の勇人君を見て子供2人も小サバを泳がせ始めた。しかし二匹目のドジョウはなかなか厳しそうだ。
別のサオにチョイ投げ仕掛けをセットして虫エサで狙うとカサゴがヒット。キュウセンやメゴチ、小さなマダイにカレイなど多彩な魚が顔を見せ、飽きることがない。
サビキには青物がヒット
一方サビキの方は小康状態。群れがどこかにいってしまったようだが、しばらくすると再びヒットし始めた。
そんななか、浅井さんのサビキに25cm弱のイナダがヒット。ブリの子だと説明すると子供たちは興味津々だ。この日は隣でも30cmほどのシオ(カンパチの子)が上がった。釣り上げたのは奈良から来た女性アングラー。
釣りは初めてとのことだが、いきなりこんな魚が釣れたら間違いなくハマるだろう。今シーズンは青物にも期待が持てそうだ。
そんななか、置きザオをチェックした娘が私を呼ぶ。まさかと思って見に行くと、二匹目のドジョウならぬタコ。
エサが大きいからか、これもいいサイズだ。娘はその後、オキアミエサの胴つき仕掛けで25cm級のグレまで追加して絶好調。他にもメバルやイワシ、アナハゼ、フグ、ヒイラギなど多彩な魚が顔を出し、楽しい一日となった。
当日は曇り空だったが、腕には日焼けの痕がくっきり。夏の紫外線を甘く見てはいけないと痛感した。
これから盛夏を迎えれば、より一層の対策が必要となるだろう。
安全に楽しもう
最後に気になったことを2点。桟橋には家族連れの姿も多かったが、ライフジャケットを着用していない子供の姿が目立った。そして、それ以上に目立ったのが放置されたゴミ。ハリが付いたままの仕掛けもあり危険極まりない。
それらがどういう結果を招くのか、再考をお願いしたい。
<週刊つりニュース中部版 APC・川中みちよ/TSURINEWS編>
美浜海倶楽部
電話0569(82)5805
この記事は『週刊つりニュース中部版』2019年月8日16号に掲載された記事を再編集したものになります。