マイクロジギングゲームで48cmオオモンハタにアカハタ【鹿児島県】

マイクロジギングゲームで48cmオオモンハタにアカハタ【鹿児島県】

7月末、ベタナギの海をマイボートで、鹿児島県の枕崎沖へ釣友とともにマイクロジギングゲームへ。48cmのビックなオオモンハタを頭にイサキやマダイ等釣果も多彩。またオオモンハタとクロホシフエダイがダブルなどミラクルヒットもでた。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版 APC・西翔立)

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枕崎沖でマイクロジギングゲーム

マイクロジギングゲームで48cmオオモンハタにアカハタ【鹿児島県】当日のタックル(作図:週刊つりニュース西部版 APC・西翔立)

午前5時30分に出港。20分ほどで釣り場に到着。しばらく周辺を魚群探知機で見て回ると、なだらかなブレークラインのボトム付近にぽつぽつと反応が見られ、ブレークライン終わりにかけてベイトの群れと思われる大きな塊の反応が出た。

ボートを止め、メタルジグをキャスティングして斜めに角度をつけて狙う。マイクロジギングゲームのスタートだ。

フリーフォールで着底後に速巻きすると、ボトムから3~4mまで巻き上げたところでガツガツとアタリ。しかしショートバイトで、フッキングまで至らなかった。

すぐに底を取り直して巻きに入り、今度はリールを3~4回転させたところでアタリ。そのまま巻き続けていると食い込んだ。

がっつりアワセを入れてフッキングさせると突っ込み、強い抵抗を見せる。ドラグが心地いい音を響かせるが、サオが軽くなってしまった。

アワセは決まったはずなのにと話しながら回収。ハリ先を確認してみるが、刺さりが甘いわけではなさそうだ。

40cmイサキにゴマサバ

再投入して着底から速巻きすると、またもやガツッとアタリ。アワせてしっかりフッキング。今度は少しドラグを緩め、慎重かつ丁寧に巻き上げる。ゆっくりと上がってきたのはイサキだ。口元が弱いため、さっきは口切れでフックアウトしたのだろう。計測してみると大型の40cmだった。

イサキは群れで行動しているため、期待をもって再開すると、フリーフォール中のラインが急に弾き出された。何かが食ったようで、アワせると先ほどのイサキと違って細かくサオをたたくような振動が伝わる。少し強引に巻き上げて確認すると、35cmほどのよく肥えたゴマサバだった。

上層には白カマス

イサキ以外にもベイトに付いている魚がいることが確認できたため、今度は層を意識して釣ってみる。ゴマサバが着底前に食ったことを考えると、中層がゴマサバで低層はイサキ。

今度は上層を確認するためキャスト。数秒後に巻きを開始し、上層を意識して巻いてみると、来た。しかし、あまり強い引きではない。巻き上げると40cmほどの白カマスだった。

オオモンとクロシブがダブルヒット 

ここで大体の状況が把握できたので、イサキをターゲットに再開。

中層でゴマサバが食わないように、フォールの速いタングステンジグに変更すると、その後の潮止まりまでに40cmクラスのイサキを3尾追加。

潮止まりになるとアタリが遠のき、移動しようかと考えていると、底付近で大きなアタリ。かなりの大物のようで、ものすごい引きだ。根に持っていかれないように気を付けながら強引に対処する。ボトムから引き離すと少しおとなしくなったが、時折首を振って抵抗するため気が抜けない。

最後までじっくりやり取りして浮かせると、なんとびっくりのオオモンハタとクロホシフエダイ(通称・クロシブ)のダブルヒットで、型はどちらも40cmオーバー! 初めての組み合わせのダブルにテンションは最高潮に達した!

マイクロジギングゲームで48cmオオモンハタにアカハタ【鹿児島県】感極まるダブルヒット(提供:週刊つりニュース西部版 APC・西翔立)

シャローでアカハタ2連発

しかし、ここからアタリが止まってしまった。ちょうど干潮の潮止まりのため、ここで大きく場所替え。次は約20mのシャローで、海底は砂地で沈瀬が点在。

メインターゲットはアカハタとオオモンハタだ。ここでもキャスティングで広範囲に狙い、タングステンジグにブレードチューンを施した。

キャストして底取りし、速巻きでリアクションを誘ったり、ジグを追う活性の高い個体を狙っていく。手返しよくアクションを繰り返していると、手元にガツッとアタリ。即アワセでフッキングすると、最初の走りは強烈だが、一度ボトムから離すとおとなしい典型的なアカハタの引き。

浮いてきたのは35cmほどの良型。狙い通りの1尾は格別にうれしい。次を狙うと、またもガツッとアカハタ2連発である。

大型48㎝オオモンハタ浮上!

そろそろ物足りなくなってきた。もっとデカい魚とファイトしたい。そこでジグを鉛製に変更してシルエットを大きくし、大きなエサを食っている大型を狙ってみる。

数投後、ボトムから5m以内を意識して攻めていると、ゴンゴンと前アタリ。そしてガツンと食った!フッキングしたと同時にドラグが鳴り響き、良型であることを伝える。底を切るまでが勝負と思い、強引にリールを巻き続けると、若干引きが弱まった。

そのタイミングで一気に巻き上げると、観念したのか浮いてきた。見えてきたのはオオモンハタで、40cmは軽くある。無事ランディングして計測すると、48cmの丸々と肥えた大型だった。

マイクロジギングゲームで48cmオオモンハタにアカハタ【鹿児島県】オオモンハタ48㎝をキャッチ(提供:週刊つりニュース西部版 APC・西翔立)

その後、午後1時の納竿までにマダイやハガツオなどを追加して終了。これから水温上昇とともに枕崎の海は多種多様な夏の魚でにぎわってくる。次回もそんなターゲットたちとの出会いを楽しみたいと思う。

マイクロジギングゲームで48cmオオモンハタにアカハタ【鹿児島県】当時の釣果の一部(提供:週刊つりニュース西部版 APC・西翔立)

<週刊つりニュース西部版 APC・西翔立/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース西部版』2019年8月23日号に掲載された記事を再編集したものになります。