週刊つりニュース中部版2017年3月3日号で紹介させていただいたエリアミノーイングの世界、今回はより深く、また新たに見えてきたものも含めて、あらためてこの釣りを紹介させていただきたい。ちょうど東海地区の平野部のエリアも続々とオープンするタイミングなので、今年のエリアフィッシングシーズンはエリアファンならずとも是非ともチャレンジしてみてはと思う。
エリアミノーイングの概況
まずはひと口にエリアミノーイングといっても今私が店長を務めるカリプソでブームとなっているのは、多くの管理釣り場で最も放流量が多い20~30cmのニジマスをターゲットにしているのではなく、40cm以上の各種トラウトに照準を絞りミノーでの攻略を楽しんでいる。
通年オープンしているエリアなら必ず確認できるスレきった大型個体、または水温低下時に放流される大型個体を手中に収めることができるのも、このゲームの醍醐味だ。
基本的なタックルの選び方
私自身、エリアミノーイングを楽しめば楽しむほど反応させられる魚の多さに日々驚いている。
前回の特集との重複になってしまうものの、基本的なタックルについて紹介したい。
この釣りで最も使いやすいロッドの規格は5ft後半~6ft前半のスピニングタックル。
テーパーは好みにもよるが、ティップの戻りが早いものがオススメだ。
ルアー対応ウエートは2~10g程度。
バスタックルでも流用可能で、専用タックルでは『Rhyzmo 62/H.A.L』、『Pazzleシリーズ/CHASE&Bite!』がそれに当たる。
リールはスピングリールのダイワ、シマノともに2500番台にフロロカーボンラインの6lbs(70cmクラスまでのフィールドなら5lbsも可能)が基本だ。
ラインの細さで食いが変わることはあまり感じないものの、ミノーのアクション伝達の利点からフロロカーボンラインでも、硬めで伸びの少ないものを選びたい。
補足になるが気温が2度前後になる冬場の厳寒期はフロロカーボンラインが使いづらいので、その際は伸びの少ないナイロンラインを推奨したい。
次は実際にエリアミノーイングで私が使用しているミノープラグを以下に紹介したい。
カラーについては、とにかく人間側から見やすいカラーを基準に天候や水質に合わせて選んでいただけたらと思う。
H.A.L
『月虫55沈&激沈』
『デンス50US』
『デンスMD70F』
HMKL
『HMKL ZAGGER 65F1』、『F』、『SP』、『SS』
『HMKL SHAD 65SR、MR』
『HMKL ZAGGER 50S』
SMITH
『DD Panish 65F、SP』
『DD Panish 80F、80S』
DAIWA
『ダイワプレッソダブルクラッチ60F1、F、SS、75SS』
『アイジェットリンクメガララ77SP、BL』
『ブラストイットミノー66F、SP、BL、50BL』
<週刊つりニュース中部版 APC・大宮好騎/TSURINEWS編>