【関西エリア2019】夏チヌフカセ釣りで重要な3つのセオリー 実釣レポ付

【関西エリア2019】夏チヌフカセ釣りで重要な3つのセオリー 実釣レポ付

夏のチヌは産卵後の体力回復のため、食欲は旺盛で多種類のエサを求めて捕食している。そのため、フカセ釣りでも「チヌは底で釣る」観点だけではなく、多彩な攻め方が数釣り、そして大型チヌを仕留めるコツとなる。そんな夏チヌのフカセ釣りでのセオリーを、実釣を交えて紹介。

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(アイキャッチ画像提供:WEBライター・兵頭良弘)

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1.全層(タナ)を意識しよう

夏の暑い時期にフカセ釣りで狙うチヌは基本的に上層から中層、ベタ底と全層に生息していると考えていい。

それは産卵期から体力を回復しようとしているチヌが、広範囲にエサを拾い漁り、主にカニやエビ、貝などの甲殻類を好んで捕食。さらに小魚を追い回すような就餌行動を見せるなど、この時期のチヌは食性や習性が大きく変化しているからだ。

【関西エリア2019】夏チヌフカセ釣りで重要な3つのセオリー 実釣レポ付活性が高い大鋸チヌの好期だ(提供:WEBライター・兵頭良弘)

従って夏の時期のチヌの狙い方は、上から底まで全タナを意識した釣りとなるので、まきエサは先打ちを基本とし、その打ち込んだまきエサの沈降速度やタナにできるだけさしエサを同調させるイメージで仕掛けを投入する。後はラインをゆっくりと送り込んでさしエサをなじませていくといい。

2.まきエサを追い打ちしよう

仕掛けを投入したら、追い打ちでまきエサをさらに打ち込んで、先打ちしたまきエサで呼び込んだチヌをバラつかさないよう釘づけにしておくこと。

上層でアタリが出る場合、大体、この追い打ちのまきエサを打った直後が多い。私の場合、先打ちのまきエサは20ccのシャクで7~8杯。追い打ちのまきエサは10杯前後を入れている。

3.さしエサのローテと誘いを行おう

上層でアタリがなければ中層から底にかけて仕掛けを落としてチヌを狙っていくわけだが、タナが深くなればなるほど単純に仕掛けを流していくのではなく、時折、ラインを張ったり、ウキを止めたりと誘いを頻繁に入れてやり、チヌの食い気をそそってやることが重要な基本動作の1つとなる。

グレ釣りと同様にチヌ釣りにおいてもこの誘いの動作は忘れずに覚えておこう。

また、全層を探ってアタリが出ない場合やエサ取りが多く、さしエサが残らない状況では、常に数種類のさしエサを用意しておこう。

ローテーションをすることでチヌの食い気に変化をもたらすことが多々ある。夏場の有効手段として活用してみてはいかがだろう。

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