7月7日、七夕のこの日、七夕レッドを求めて和歌山の紀北沖でサオを出した。タイラバでマダイを狙うわけだが、4月、5月の厳しい時期を抜けアタリの多い時期になってきた。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・山口和幸)
シャローエリアでタイラバ開始
朝5時に船長にあいさつを済ませていよいよ出船。梅雨には珍しく雨もなく無風であった。
まずは前日の夕方によくアタリのあったシャローに船がとまった。とりあえずセオリー通り、赤とオレンジのネクタイにタングステンヘッド60gでスタートする。
すると1投目からアタリがきた。中層で食ってきたがどうもマダイではなさそうだ。しかしやり取りの最中でハリ外れ。気をとりなおして巻いていくが、どうもショートバイトが多い。魚が小さいのであろう。
ネクタイやヘッドをローテし
少し深いポイントに大型を求めて入る。アタれば期待大だが、なかなかアタらない。ネクタイやヘッドをローテーションして攻めていく。
オレンジのカーリーワーム単体にかえて1投目、着底から3巻きで食ってきた。が、これも少し引きがおかしい。マダイではないと確信。上がってきたのは40cmオーバーの鬼アジ。水面まで寄せてきたが、船長がタモを伸ばしてくれた瞬間にハリ外れ。情けない話である。
どうもリズムが悪い。ハリをかえて落としなおす。
移動後1投目で45cmマダイ
また場所を移動して1投目、底付近でアタリが出た。これは独特のマダイの引きである。慎重にやり取りして浮かしたのは、ようやくのマダイ。45cmであった。
ここからはタックルをスピニングに持ちかえ、キャスティングタイラバで狙っていく。
この日は1投目にアタリが集中し、ちょうどこのころからバンバンアタってくるが、ハリ外れも目立つようになる。潮があまり動かない時間帯はやはりキャスティングがいいようで、ベイトで狙っている方よりは、はるかにアタリは多かった。底付近を斜めに引けるのがメリットである。
最終釣果と今後の展望
結局この後3匹を追加して納竿とした。私個人は30~45cmまでを4匹。船全体の4人では12匹の釣果であった。
持ち帰ったマダイは、刺し身にカルパッチョとおいしくいただいた。
これからイワシパターンの時期に入っていくと、大型の期待もできるうえアタリが多く面白くなってくる。初心者入門にはもってこいの季節である。
<山口和幸/TSURINEWS・WEBライター>