東京湾バチコンアジング大会に参加 43.6cmギガアジをキャッチ

東京湾バチコンアジング大会に参加 43.6cmギガアジをキャッチ

昨今の東京湾では、乗合船から狙うバチコンアジングのファンが急増。エサ釣りとルアーが同じ船で釣りを楽しんでいる。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 野呂昌明)

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オフショア ソルトルアー

太田屋でバチコンアジング釣行

金沢八景(野島橋)の週刊つりニュース協定・太田屋は古くからルアーフィッシングへの理解もあり、東京湾でのバチコンブーム初期のころからいち早くエサ釣りと同船で(予約時に申し出る)乗合出船。同宿で2回目を迎えるバチコンアジング大会が開催されるというので、私も参加してきた。

当日は約60人のアングラーが集結。今回の大会では通常の乗合船と異なりルアーのみで、エサ釣りは同船しない。ということは、コマセを撒くことによる集魚効果がないので、どんな展開になるのかまったく予想がつかず、またそこがキーポイントになると感じていた。

タックル

東京湾で使用するバチコンアジングタックルは、専用ロッド7前後、スピニングリール2500番クラス、ベイトリールなら100番クラスにメインは逆ダンやキャロと呼ばれるリーダーシステム。0.5g前後のジグヘッドにアジング専用の3前後のワームをセット。

東京湾バチコンアジング大会に参加 43.6cmギガアジをキャッチタックル図(作図:週刊つりニュース関東版 野呂昌明)

使用するルアー用のシンカーの重さは、エサ釣りで使用されているオモリ20号前後(約56g以上)に合わせる。ステイトの長さは、2m前後というのが基本だ。

サイズを狙いつつ数釣りも成立させるような組立てをしていかないと、上位には食い込めない。大会の成績基準、検量システムが秀逸と思いつつ、まずは釣り座の抽選でこの日の運試し。右舷側後方から2番目が釣り座となった。

本命続々ヒット

開始直後は潮止まりのタイミングだったこともあり、アジからの反応をなかなか得られない。我慢の時間が続くが、それでも潮が動き出すタイミングで次々とヒットの声が上がり始めた。潮の流れの影響なのか、この時間帯は圧倒的にミヨシ有利で、前方のアングラーが次々と本命をキャッチしていく。

東京湾バチコンアジング大会に参加 43.6cmギガアジをキャッチギガアジのダブルヒット(提供:週刊つりニュース関東版 野呂昌明)

少しずつ差が開くなか、後方にもようやくチャンスタイムが到来。少しの潮の流れの変化で前方と後方のヒットタイムが入れ替わる感じで、いかに自分の釣り座のヒットタイミングを逃さずに着実に手返しよく1尾1尾をキャッチするかが数を伸ばすポイントだった。

この日はコマセが撒かれず、アジの群れが船下に留まりづらい状況。そこで私は、魚の内蔵を発酵させる製法でできたフィッシュフォーミュラー(集魚材)にワームを漬け込んだものを使用。少しでもアピールできるように工夫し、分が悪い釣り座でもコツコツと釣果を伸ばすことができた。

40cm超ギガアジゲット

タイミングを見計らい、船長がサイズ狙いのポイントへ移動。ここで、タックルのダウンショットシンカーを通常の56gから70gに変更。大型アジはフォールスピードの変化に反応しやすいのではと考えたからだ。また、大型は警戒心が強く、周囲と同じ釣り方をしていても反応してくれない。シンカーを軽くすることはルール違反なので、重くして周囲と動きに変化をもたせることにした。

東京湾バチコンアジング大会に参加 43.6cmギガアジをキャッチギガアジをキャッチ(提供:週刊つりニュース関東版 野呂昌明)

この作戦は、すぐに結果に結びついた。ポイント移動してすぐに、ロッドに伝わる強烈なバイト。明らかにビッグサイズとわかる引き込みの抵抗をしのぎながら、海面に姿を見せたのはギガアジクラス。

大会終了間際で、43.6cmを頭に9尾の釣果。あとは検量の結果を待つのみ。

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