オニカサゴを釣りに妻と沼津港にある船宿「城」へ釣行してきた。筆者は3匹、彼女は初挑戦ながらも船長の指導により大オニをゲット。とても楽しい一日となった。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター藤倉聡)
船宿「城」でオニカサゴ釣り
久し振りにオニカサゴを釣りに行きたいと思い昨年末に沼津港の船宿「城」に予約の電話を入れると「サバフグが凄いので出船を見合わせています」とのことだった。先月、同宿に電話して予約したが今度は前日に「人数が揃わなかったので出船不可(最低人数3名)」との連絡を受け断念。
オニカサゴ釣りの予定が二回連続で中止になってしまったが、今回同じく「城」に予約して釣行が確定した。
5月21日(土)。中潮。霧雨程度の雨が数分降ったが天気は概ね曇りで海はベタナギ。
タックル&仕掛け
鬼カサゴ釣りのタックルと仕掛けは図を参照にされたい。
筆者は久し振りのオニカサゴ釣りということもあり気合を入れて仕掛けは自作することにした。オモリは船宿に予約の際100、120、150号を用意するようにと伝えられていたが、当日は船長の指示により終日120号のみの使用となった。
当日のエサ
船宿からはサバの切身とバルト海イワシが支給された。
その他持ち込みのエサとしてはスーパーで購入したサバの身を削いで短冊状にカットした物やサケの皮、ホタルイカ、昨年釣って冷凍にしておいたマハゼも用意した。
いざ出船
妻の実家を車で出発して10分足らずで沼津港に到着。他の乗客と談笑しながら船を待つ。4時半ごろ船がやってきたので受付けを済ませ船に乗り込んだ。
船べりに人数分のロッドキーパーが設置されており、筆者は左舷大ドモで妻はその横の胴の間に席を取った。席の間隔がかなりあり、教えながら釣るのは難しい状況だ。
釣り客は左舷3名、右舷2名の計5名で4時50分(定刻は5時)に出船。ポイントまではおよそ15分で到着。当日のポイントの水深は120~180m前後となった。
オニカサゴの釣り方
釣り開始が合図されたので妻にレクチャーを開始する。
まず針にサバの切身をチョン掛けにして仕掛けを投入。オモリが着底したら速やかに糸ふけを取る。底から50cmから1mオモリを切ってタナを取るが、その時の潮流を考え速ければ低め緩ければ高めにする。
たまに竿を持ち上げて誘ったり10m程巻き上げてオモリを底まで落とす所謂巻き落としも効果的。一番大切なことはマメなタナの取り直しだと説明し一連の流れをやってみせる。
船長の丁寧な指導に大助かり
筆者も席に戻り釣りを開始する。妻はオニカサゴ釣り初挑戦だが、それ以前に電動リールを使用した釣りも初めて。初心者丸出しの彼女に船長と若船長が丁寧に指導してくれて筆者は大助かり。
胴の間は船長からの指導が受けられやすくて彼女にとってはベストポジション。操舵室から仕掛けの投入やタナ取り、回収と一連の動きを指導されるが、彼女があまりにも不慣れなため仕舞には操舵室から出てきて教えてくれていた。
私はというと、潮が速くて手前マツリが続出したので二人とも仕掛けを3本針から2本針に変えることにした。
ファーストヒットはベタ底で
仕掛けが船下に流れて釣りづらい状態が続く。そこでこの状況を打破するべくオモリが着底したらタナを底から切らずに仕掛けが自然に浮いてくるのを待つことにした。するとしてやったり!コツコツとしたアタリが到来。大きく聞き上げると確かな手応えを感じる。
電動リールを中速で巻き上げてくると綺麗な朱色の魚体が現れた。タモですくってもらい29cmの本命をゲット。久し振りの対面に感無量。