好機を迎えた東京湾のイシモチを狙い金沢八景(漁港内)の鴨下丸から釣行。船中釣果は22~33cm14~42尾と、誰もがイシモチの引きを楽しんだ釣行をリポートする。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・大村隆)
鴨下丸でイシモチ釣り
好機を迎えた東京湾のイシモチを狙い、釣友の上村さんを誘って10月8日(金)、金沢八景(漁港内)の鴨下丸から釣行した。
当日は片舷5人ずつ座り、私たちは左舷ミヨシ寄りに入る。先発のタチウオ船を見送り7時25分に鴨下芳徳船長の舵で出船。北東の微風のナギで快晴の海上を20分ほど走り本牧沖へ。
釣り場に到着したところでエサ付けを開始。釣友は「長いイソメは半分に切って、先に胴の部分を通し刺しにして残り半分は頭の固い部分をチョン掛けにするとイソメの体液で魚を寄せる効果がありエサ持ちもいい」と言う。
「始めましょう、水深20m。潮はあまり流れていないのでゆっくり竿を上げて下ろす誘いをいれるといいですよ」と船長からアナウンスがあり釣り開始。
早々に30cm級イシモチ登場
片手にオモリをもち、もう一方で竿を操作し前方へ仕掛けを軽く振り込んで、着底したらイトフケを取ってエサが海底スレスレに漂うことをイメージしながら、船が波下に入ったタイミングでオモリがわずかに底を打つ位置に調整。
船長のアドバイス通り時折竿をゆっくり上下させるとアタリ。しかし、ここでビックリアワセをするとバレるのでゆっくりと聞き上げてハリ掛かりを確認したら小幅で鋭くアワせる。
ハリ掛かりを確信し竿を45度に起こし、竿曲がりと引きを楽しみながら一定速度で巻き上げると30cm級本命。仮にここでハリ掛かりしていなければすぐに仕掛けを落としなおすと再度食ってくることもあるのでお試しを。
船中本命連発
釣れた魚はすぐにアゴ下にハサミを入れ、心臓を切って海水を張ったオケに入れ血抜きする。短くなったイソメの上から新しいエサをチョン掛けして足して再投入するとすぐに2尾目。釣友も連発。
アタリが断続的になると船長はすぐに移動の合図をだし、再びアタリが続くといった状態に。
好ゲストのマダイも
操舵室下で竿を出す中村さん(川崎市)は船長のレクチャーを受けながら良型を連発。
「シロギスやカサゴ釣りはたびたびやっているのですがイシモチは2回目。根掛かりが少なくアタリが楽しいですね、船長のおかげです」と笑顔で話す。さらにその後は、派手なアタリを捉えて30cm級マダイを追加した。
左舷トモの佐藤さん(浦和市)は軟調長竿を駆使し着実に釣果を伸ばす。