メバルをルアーで釣ることをメバリングと言います。この釣りはとても簡単で、ルアーフィッシングの入門としてもおすすめです。シーズンイン前に、釣り方を確認しておきましょう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)
メバリングデビューの3つの基本情報
〇メバリングの時期:10月下旬くらい~5月くらいまで
〇メバリングの時間帯:夕方6時くらい~夜10時くらいまで
〇メバリングに必要なもの
・メバルロッド(6~7ft程度)
・スピニングリール2000番
・PEライン0.3号にリーダー(先イト)4lbを60cm程度
・ジグヘッド0.6g~1gにワーム1.5~2inch程度
以上が、メバリングの基本情報です。ビギナーにとっては「ちょっと難しそう」と思うかもしれませんが、時期、時間帯、タックル(道具)の3つの要件さえ押さえれば、その中ですべて完結する釣りです。
実際に釣ってみても、おそらくこの条件さえ外さなければ、簡単に1匹釣れてしまうでしょう。そして一度釣り方がわかれば連発します。反応がいい、楽しい釣りです。詳しい釣り方は後述します。
シーズン
メバリングは初冬~春先までの釣り物です。しかしこれはあくまで基本です。多少なり条件がいいところでは、秋から出始めて、6月くらいまで釣れることもあります。梅雨メバルといって、夏になる前のギリギリのタイミングまで狙える年もあります。
メバルの適水温は14度前後といわれます。海水温が14度くらいになるとメバルは夜の海の海面直下に出てくるので、海水温の情報を見て下記のような釣り方をすれば、反応が見られるはずです。
デイメバルとナイトメバル
メバリングは、夜が基本です。
ナイトメバル
あえて「ナイト」とつける必要もないのかもしれません。それくらいメバルは夜に活性が高い魚で、メバリングというとほとんど夜の釣りになります。夕方6時くらいから、10時くらいまでが時間の目安です。ポイントは、「海と空がしっかりと暗くなっていること」。メバルには一部の回遊性のものや潮通しのいいエリアを除いて、夕マヅメ朝マヅメという一般に魚の食いが立つ時間帯のラッシュがないので、「しっかりと暗くなる」まで待ちましょう。
メバルは海の海面直下「表層」といわれるレンジ(水深)に出てくるので、狙うのはすごく浅い部分です。
デイメバル
日中にルアーでメバルを釣ることもできます。デイメバルはやや高等テクが必要となるのでメバリングデビューにはおすすめしませんが、厳冬期の本当に気温2℃以下や水温9℃以下になると実はデイゲームの方が釣れたりするので、あえてやってみるのもいいでしょう。
デイメバルは、ボトム(海底)でルアーをアクションさせる動きで釣ります。ダートといってワームを跳ねさせる動きや、マイクロメタルジグで釣るのが一般的です。