雨が多くなるこれからの季節、レインウェアは釣り人であれば絶対に持っておくべきもの。そうはいってもどれを買えばいいのやら……。今回は各種レインウェアの解説と選び方を紹介します。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター檜垣修平)
レインウェアの種類
レインウェアと一言にいっても、種類は沢山あります。用途別に紹介していきましょう。
一般的なレイン
上下セットの一般的な物。特に何釣り専用とかではなく様々なタイミングで使える。
船用サロペットレイン
オーバーオールのような感じの、漁師さんが使っている物と似たモデル。画像のものは上下セット。ビニール質で耐久性、耐水性抜群。
ウェーディング用レイン
ウェーダーを履いて着用する前提で設計された丈の短いモデル。上着だけ売られているので、ウェーディングしない人は間違って買わないように注意。
高いレインは何が違う?
安いものなら5000円ほどで買えますが、高いものだと40000円ほどにもなるレインウェア。高額レインウェアによく見るのがGORE-TEXの文字です。
GORE-TEXとは何かというと、透湿素材になります。登山用ウェアなんかでも採用されています。透湿素材とは、外からの水は通さず中の湿気を外に排出するもの。レインウェアなのに蒸れにくいということですね。
注意点としては、別にGORE-TEXだから防水性がいい!ということではない点です。蒸れにくく快適に釣りができるということです。
30000円を超えてくる高いレインウェアは大抵この透湿素材が採用されています。すぐに買いかえるものでもないので、性能的にも、見た目的にもいいものを一着持っていても損はないでしょう。
船専用ならサロペットタイプ
船釣りの場合は陸っぱりと違いあまり動き回りませんので、耐水性に重きをおきたいところ。逃げ場のない船の上でレインウェアの中が濡れてしまうと、ずっと嫌な感じのまま釣りをしなくてはなりません。
サロペットタイプのレインウェアは触ってみるとわかりますが、材質的に破れていない限りは水が染みてくることはまずありません。船でのイカ釣りの時などでスミが掛かっても洗えば落ちるので手入れも楽です。
問題点は蒸れやすいこと。外からの水も、内側の水分も通さないので真夏に着るにはしんどいですね。シーズンで割り切って使いましょう。