11月14日、静岡・浜名湖へナイトシーバスに出かけました。当日はヒイラギパターンで本命6匹をキャッチ。パターンの重要性や合わせ方などを合わせて紹介します。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・池田光希)
冬のシーバス攻略法
秋~初冬はシーバスが1番釣れる季節と言いますが、ただ闇雲に適当なルアーを投げていても釣ることはできません。もしくは釣ることができても数を釣ることは難しいかもしれません。シーバスやその他のフィッシュイーターを釣る時に1番意識しなければならないことは「ベイトフィッシュ」だと思います。
ベイトを意識
例えばボラがたくさん泳いでいるのを発見できた時は、ボラカラーのルアーを選択し、ボラが泳いでいるレンジの少し下をゆっくりと弱っているように見せかけて攻めてみたりします。逆にバチ抜けのシーズンはトップを泳ぐようなフローティングタイプのミノーなど、なるべくベイトに近づけることが大事になります。
バチ抜けが多いポイントで、フィッシュイーターが水面を気にして集中している中、バイブレーション系ルアーでボトムを攻めていても釣れる可能性は少ないですよね。
なぜ、ベイトフィッシュに合わせなければいけないかと言うと、フィッシュイーターがルアーを見切ってしまうことが多くなるからです。
ルアーカラー
ルアーカラーはなんでも良いと言う話もありますが、同じポイントで同じルアーでも、ルアーカラーで実際に釣果はかわってくるという話も聞いたことがあります。ただ、シーバスの視力に関してはいろいろと言われていて、モノクロームに見えているのではないかという説も多いのですが、やはり実際の釣りにおける体験上、その場に居るベイトに形状やレンジ、カラーを合わせることは重要であると思います。
ヒイラギパターン攻略法
ベイトの傾向に合わせてルアーをチョイスしたり、リトリーブ速度を考えたりして、ヒット率を上げ、さらにはそのヒットを再現させることを「パターン」と言います。ベイトフィッシュがボラの時はボラパターン、コノシロの時はコノシロパターンなどと言います。
ヒイラギは秋から春先にかけてのベイトフィッシュです。主に堤防や汽水域などに幅広く生息しています。ヒイラギは基本、群れでいることが多く、堤防の岸に張り付いていたり、海底のエサを探す魚なのでボトムにいることが多いです。
バイブレーションの有効性
そのためヒイラギパターンはボトム中心で攻めていきます。ヒイラギパターンに使用するルアーはずばり、「バイブレーション」です。なぜ、バイブレーションなのかと言うと、まずボトムが取りやすいという特性があり、ヒイラギのレンジと似ているからです。
形状がヒイラギに似る
次に形がヒイラギに似ていることです。ヒイラギは平べったい魚体をしています。そこがヒイラギと似ているのです。さらにバイブレーションのバイブの動きもヒイラギに似ています。そのためヒイラギパターンの時にはバイブレーションを使ってボトムを攻めていれば誰でも簡単にシーバスを釣ることができます。
ただ、ポイントの海底が根掛かりの多いポイントでは、ボトムダダ巻きだと根掛かってしまうので、リフトアンドフォールのアクションをしたり、フックをシングルフックにかえたりするのがオススメです。
狙うポイント
ヒイラギパターンで狙うポイントは、橋脚付近や堤防の際などです。ロングキャストするよりもコントロール重視で狙っていくのが良いかもしれません。橋脚は水の流れのヨレ、堤防では際ぎりぎりを攻めてくる方がヒット率が高いです。
私も流れが強すぎて話にならないかな…と思いながら投げていたら、魚が釣れたこともありますし、家族連れでにぎわうような海釣り公園の堤防のギリギリを通してくるだけで70cm以上のシーバスを釣った経験もあります。