7月17日、雨が止んだ間を狙って清水港の岸壁へ釣行。ロックフィッシュタックルでハタと絶好調のタコを「リレー釣り」で狙うことに。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・杉本隼一)
清水港でハタ&タコ釣り
当日の清水港は曇り空が広がって強い日差しがなく涼しいものの、向かい風が強めに吹いていたので、少し釣りづらい状況。さらに午前中に降った雨の影響で濁りが入っていたので、ハタとタコどちらにとっても厳しい条件となりました。
当日のタックル紹介
当日のタックルは以下の通り。
ロッド:HRF AIR KJ 82HB
リール:キャタリナ TW(ベイトリール)
メインライン:PEライン2号
ショックリーダー:フロロカーボンライン8号
ロックフィッシュ用ロッドはある程度重量があるルアーをキャストでき、根に潜ろうとする魚を強引に浮かせるパワーがあるので、オクトパッシングにも十分流用できます。また、ある程度のサイズのタコなら抜き上げも問題ありません。
ロックフィッシュゲームからスタート
タックルのセッティングを終え、まずはロックフィッシュゲームからスタートしました。テキサスリグを使用して海底の起伏や根の周囲など、ハタが居付きやすいポイントを攻めていきます。使用したリグは、21gタングステンシンカー、ビーズ、オフセットフック2/0、4inch前後のカーリーテールやグラブ系のワームです。
雨による濁りの影響か、それともまだ魚が居付いていなかったのか、スイミングパターンで数投するものの反応はなく、誘い方をリフト&フォールに切りかえて探っても無反応という厳しい展開になってしまいました。諦めずに海底の変化や根の周辺を丁寧に探っていきますが、残念ながら小型のカサゴと思われる魚のアタリが1回あっただけで、ハタのアタリをキャッチすることはできませんでした。
エギタコ釣りに転戦
ハタ狙いは失敗に終わってしまったので好調のタコ狙いにチェンジすることに。タコエギ3.5号にナス型オモリ2.5号を追加したものを使用し、カラーは濁りを考慮してホワイト系を選択しました。
タコの釣り方はシンプルで、まずは軽くキャストしてエギを着底させたら後はロッドを小刻みにシェイクしてエギを踊らせます。ポイントはエギをシェイクするときに1回ごとにラインを緩めること。こうすることでエギの移動距離を最小限に抑えられ、タコに抱かせる時間を長く取れます。
筆者は、最初の数投は遠くの場所にいるタコを寄せてくるイメージでスピーディーに誘い、何投かしたら時間をかけて丁寧に誘うようにしています。
本命タコをキャッチ
かけ上がり付近に差し掛かった時、軟らかい重みがあってエギが動かなくなりました。根掛かりの可能性もありますが、一応大きくアワセを入れると、生命感とともに重たいものが浮いてきたのでタコと確信。
ヒットしたらテンションを抜かないようにリールを巻き続けます。上がってきたのはやや小ぶりなサイズでしたが、厳しい条件の中でも狙い通り釣り上げることができたので一安心。無事にお土産を確保することができて満足です。
ハタ&タコリレーがオススメ
ここで、予報より早く雨が降り始め雨脚が強まりそうな雰囲気だったので、やむを得ず納竿。もう少し粘れば追加できたかもしれないので少し残念ですが、また後日リベンジすることにしました。
これから本格シーズンになるハタは小型から中型がメインになるものの、漁港や波止から手軽に狙える釣りターゲットです。タックルを流用すればタコ狙いもできるので、皆さんもぜひハタゲームとタコのリレー釣りを楽しんでみてはいかがでしょうか。
注意:地域ごと異なりますが、漁業権によってタコ釣りが禁止されている場所もあります。釣行前に一度地域ごとの採捕ルールを必ず確認しましょう。
<杉本隼一/TSURINEWS・WEBライター>
清水港