6月26日(金)、静岡県の南伊豆へアオリイカのエギングに出かけた。アオリイカも「そろそろ終盤か」と思いながら、2ヶ所の釣り場で本命をキャッチした。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 野中功二)
外浦湾でエギング開始
6月26日(金)、静岡県の南伊豆へアオリイカのエギングに出かけた。下田港方面に向かい、8時に外浦湾に到着。アオリイカも「そろそろ終盤か」と思い、藻の生えている場所を探す。先行者はなく、堤防には小さなスミ跡がある。
3.5号のエギをキャストして、中層を意識しながらダートさせ、カーブフォール。しかし、海藻が多く、長めに沈下させるとすぐ引っかかってしまう。しばらく広範囲を探ったがダメ。次の場所に移動、アピールカラー中心に投げるものの、反応なし。
小稲港で反応アリ
移動した先の小稲港でエギング。上げ潮の18時ごろ、この日初めて生体反応をキャッチ。イカが触ったのか、魚が触れたのかは不明だが、ツンと明確に伝わってきた。
この時期のアオリイカは秋と違い、警戒心が強くすぐにエギに抱きつかないケースが多い。しかし、1尾掛かるとペアが追尾してきて目視できることも。春から夏のエギングの醍醐味といえる。
本命アオリをキャッチ
アタリがあった層からカウントしながら下の層をサーチ。数回アクションして、ミチイトを張った状態でゆっくりフォールさせると、イトがスルスルと水面に吸い込まれピタリと止まる。小型ながら、なんとか1尾をキャッチ。
中層でアオリ追釣
このイカを取り込む際、時折グ~と変な重さが加わったり、妙にイカが暴れたりと変な感じがした。「もしや、違う個体が襲いかかってきたのかも知れない」と、同じ方向にもう1度投げてみる。
中層を意識したカーブフォールでアタリを待つ。時折、多めにアクション。スイッチの入ったイカはこの1投でアタッてくることが多いので集中。フォール中にコツンと、何やらぶつかったような感覚。そのままフォールさせると通常と違うラインの動きがはっきり確認できた。
ツッツ~と水面に入って、ピンと張っていたラインテンションがフッと抜ける。「いた!」竿を立ててアワせた瞬間、ドラグが音を立てて心地よく引き出される。ゆっくりやりとりすると、水面下に本命を確認。足元まで寄せてギャフを掛ける。
南伊豆は青物も狙える
このあと、数投するが反応なく納竿した。静岡県の南伊豆は、青物の回遊が始まり、今後はライトショアジギングが面白い、にぎやかな海になってくる。今回巡った釣り場へは、西湘バイパス石橋ICから国道135号線・136号線を利用すると便利だ。
<週刊つりニュース関東版 野中功二/TSURINEWS編>
小稲港