3月15日(木)、東京都西多摩郡奥多摩町を流れる大丹波川へ半年ぶりにヤマメとの出会いを求めて釣行した。
3時間限定でのんびりと釣り歩く
大丹波川は奥多摩川の支流で、管理釣り場の上下が釣り場所になる。
当日は所用があるので、3時間限定で短い区間をのんびりと釣り歩く予定。
区間としては中流域付近を狙い、いつも入る場所から入渓する。
竿5.3mのチョウチン仕掛けにエサはミミズを用意。
早々に支度をして開始すると、2カ所目のポイントでアタリがあり、幸先よくヤマメに会えた。
放流物だけど嬉しい1尾だ。
久しぶりに渓魚の顔を見ると、「この釣りをしていてよかった」と思える。
ここ数年の私は、ワカサギ釣りと渓流のエサ釣り固定となっている。
ワカサギ釣りは数を競うなど、そのときどきの目標が立ちやすく、終日楽しむことが多い。
癒やしの渓流釣り
渓流釣りはそれとは逆で、癒しを求めている。
そのため、常に無欲に近い釣りがしやすい環境にある。
両極端なので、ここまで継続して一年を楽しめているのだと思う。
それなりにいつものコースで楽しめたので、移動して少し冒険してみることに。
入渓場所から30分ほどのんびり上がったところに淵がある。
この淵は左右から流れ込みがあるが、明らかに右側の量が少ない。
違和感を感じ、新しいエサを付けて仕掛けを入れると、竿が気持ちよく曲がった。
1分ほどだろうか、心地いい引きを楽しませてくれたのは7寸のヤマメだ。
この瞬間がたまらない。
「渓流釣りとはこうでなくては」と思わせる1尾だった。
私が行くのは小渓流が多いので、7寸以上のヒレピンが釣れれば御の字。
時間も迫ってきたので、計6尾の釣果で納竿した。
短時間でいい釣りができたときは、やはり無欲なのである。
奥多摩の見慣れた景色と渓魚には今季もいろいろとお世話になりそうだ。
<埼玉・竹内尚哉/TSURINEWS編>
国道411号~都道202号利用。