今回は、10月20日(日)に、12名全員ルアーという仕立て船にお誘いしてもらい、土肥港から出船する「とび島丸」で銭洲釣行へ行ってきました。当日は、1時間で船中アカハタ70尾に、ウメイロやアオダイも大漁で大満足な釣りになりました。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・内山 由紀子)
ウメイロ&アオダイ狙いのサビキ釣り
十分なお土産を確保できたので、ウメイロやアオダイを狙いに行くことに。とび島丸オリジナルのサビキ仕掛けを船で購入。錘の代わりに150gアカキンのミドルサイズのジグを使用した。
船長に言われたタナまで落とし竿を大きくしゃくっておろしながら巻くと急に重みを感じる。ウメイロはフエダイ科なので、きれいで可愛らしい見た目に似合わずとても引く。
ジギング用タックルを使用していても、繊細なサビキ仕掛けを使っているため、引きも楽しむことができた。
2点掛けをすると面白いくらい竿先がグイッと曲がる。口が柔らかいため、2点掛けをしても取り込んでいる途中でバレてしまうため、みんな取り込みの時は、真剣になり、ダブルで上がったときは満面の笑みでウメイロを掲げていた。
口が柔らかいアオダイは丁寧に
途中でムロアジの群れが入ってきたようで、落としている途中で仕掛けが止まる。ムロアジもサイズが大きいので掛かるとよく引くため、大きなウメイロが掛かったと思い上げてくるとムロアジが2匹だったということもあった。
ムロアジは、カンパチ泳がせの餌のイメージだが、釣れたてのムロアジは新鮮で臭みもないため、仲間が裏本命としてとても食べたがっていた魚の1つだ。
アオダイの引きはウメイロよりさらに強く、下にグイグイと引き込む。さらに口が柔らかいため、タモ入れが必須になる。タモに入れてもらい上がってきたアオダイは、見ていて飽きないくらいとてもきれいな青色をしていた。
正体不明の大物ヒットも多数
ジグにもアタックする魚がいるようで変なアタリがある。フックを付けると何が掛かるかわからないためフックは付けずにいた。
しかしヒメダイ釣りで、かなりの引きを楽しんでいたらフッと軽くなった。回収すると下の針が2つとジグが切られていたので、掛かった魚を何かに横取りされたのかもしれない。フックを付けていた仲間は、仕掛けのスナップが伸ばされていたそうだ。
ラストに再度カンパチ狙い
お土産も十分確保できたので、最後のカンパチ狙いに。水深120m。200gのゼブラグローを使用。底にカンパチの反応はあるが、ジグを追いかけてこないようだ。
各々スロー、速いワンピッチ、ただ巻き、ロングジグ、ショートジグ等々あらゆる手を駆使して誘ったがカンパチの顔を見ることができなかった。カンパチは釣れなかったが、五目釣りは達成。クーラーの中は赤・青・緑と様々なきれいな色の魚でいっぱいになった。
銭洲の恵みを舌で堪能
私は自分で食べる分以外は、仲間と魚を交換し、お世話になっているお友達がやっている居酒屋さんへ魚を捌いてもらう。後日、改めお店に行き、熟成したアオダイ、ウメイロ、アカハタを出してもらった。
アカハタは、普段よく食べる南房総のものとは少し違い、荒波の中にいるだけあって身がしっかりしていて歯ごたえがあった。ウメイロの炙りは、程よい脂でとてもおいしく、肉厚なので濃いめのタレで煮魚にしても美味しく食べられた。
アオダイは脂がのっているので、お刺身で食べて美味しかった。銭洲の恵みはどれも美味しく、お友達にも喜んでもらえたのがとても嬉しい。船長おすすめのレシピは、アオダイは皮を湯引いて天ぷら、身はお刺身が美味しいとのこと。ウメイロは鰓だけ取り、内臓や鱗はそのままで表面が焦げるまで焼くと蒸し焼きになって美味しいとのことだった。
またムロアジは、新鮮なうちに細かく切りネギと和えたりカルパッチョにして食べることをおすすめと教えてもらった。
<内山 由紀子/TSURINEWS・WEBライター>