秋シーズン開幕の西湖『ヒメマス』釣り 28.5cm頭に30尾を手中

秋シーズン開幕の西湖『ヒメマス』釣り 28.5cm頭に30尾を手中

山梨県にある富士五湖の一つ、西湖でヒメマスの秋シーズンが解禁を迎えた。そこで10月6日(日)に釣行。当日は、銀毛輝く28.5cmのヒメマス筆頭に、30尾。秋は深まるにつれ、赤色に染まるヒメマスにも期待が高まる。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 APC.藤崎信也)

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淡水の釣り ボート釣り

西湖でヒメマス釣り

秋シーズン開幕の西湖『ヒメマス』釣り 28.5cm頭に30尾を手中西湖の様子(提供:週刊つりニュース関東版 APC.藤崎信也)

同湖のヒメマス釣りは、実績が高いポイントにブイが浮かんでおり、そこにボートを係留するスタイル。

同湖では出船、帰着時刻が時期により細かく決められている。釣行の際には必ず確認し、帰着遅延には気を付けよう。

秋シーズン開幕の西湖『ヒメマス』釣り 28.5cm頭に30尾を手中西湖のポイント図(作図:週刊つりニュース関東版 APC.藤崎信也)

当日のヒメマス釣りタックル

秋シーズン開幕の西湖『ヒメマス』釣り 28.5cm頭に30尾を手中当日のタックル(作図:週刊つりニュース関東版 APC.藤崎信也)

★タナ…水深は20~70mと深く、タナは季節により5~40mと幅はあるが魚探で確認するといい。魚探がないときは水面下20~25mを基準に複数の竿を出して探り当てる。5本出しまで許可されているので、タナを変えて仕掛けを下ろし、釣れたらそこにほかの竿を合わせれば釣果は伸びる。そのため、ラインは1mごとに印が付いたPEがお勧め。

★竿…私は1.8mのキス竿を使用。狭いローボートではこの長さがちょうどいい。

★リール…タナが深いのでハイギアの方が手返しは速いが、ヒメマスは口が弱いのでバレは多くなる。ギア比1対4~5が好適。

★仕掛け…アジ釣り用のサビキ仕掛けで、ハリは4~6号。この魚は食い上げのアタリが多いので、オモリは15号以上を使用。

★エサ…イクラか紅サシで、疑似エとしてウイリーを巻いたハリを使用する人はいる。コマセは禁止されている。

群れ回遊で15分で7尾

釣行当日は5時すぎに現地に到着、受け付けと準備を済ませた6時に出船。魚探を見ながら、湖央へ向けてボートをこいで、魚探に反応があった初音沖のブイにボートを係留する。まずは3本出しで、20m、23m、26mに仕掛けを下ろして様子をみる。エサはイクラを使用。

15分ほどで群れが回ってきた。竿先がグングンと絞り込まれた後、ラインテンションがなくなる。本命特有の食い上げアタリだ。軽くアワセをいれて仕掛けを回収すると18cmと20cmが2点掛けだ。同湖としてはまずまずのサイズ。婚姻色はなく奇麗な銀毛個体だ。

掛かったのはタナ20mの竿で、ほかもこの水深に合わせるとアタリが続く。
15分ほどで17~25cmを7尾。

当日最大の28.5cmヒメマス登場

ヒメマスは釣れ続くことが少なく「群れが回ってきた時、いかに手返しよく釣るか」がカギだ。その後も、大きな群れが通ればバタバタと掛かり、小さな群れでは単発。まずまずのペースで釣れる。

8時半を過ぎると、アタリがぱったりと止まったので移動。次にボートを係留したのは湖央のブイ。水深は65mと深いが、魚探に反応があるのは水深18~24m付近。仕掛けを18m、21m、24mに合わせてアタリを待つ。

10分後、24mの仕掛けに魚信。同時に一気に竿を絞り込んでいく。「ブラックバスだろうか」と思ったが、上がってきたのは当日最大の28.5cmの立派な本命。尺上もまれに顔を見せるが、最大級といっていいだろう。

秋シーズン開幕の西湖『ヒメマス』釣り 28.5cm頭に30尾を手中綺麗な銀毛個体(提供:週刊つりニュース関東版 APC.藤崎信也)