電車で行ける好釣り場はたくさんあり、もちろん大阪市内にも存在する。ライトゲームであれば荷物が少ないので電車での釣行も楽だし、アジングなどは夜に好釣果が期待できるので、仕事帰りに釣りをしたいと思う人にもお勧めだ。今回はそんな電車釣行にピッタリの釣り場、大阪南港のフェリーターミナルの波止を紹介したい。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・原田誠司)
大阪南港
今回紹介するのは、大阪・南港のフェリーターミナルの北側にある波止。大阪市内には釣り禁止の場所がたくさんあるが、釣りが可能な数少ない釣り場のひとつである。足場がよく駅からも近い釣り場だ。
一見、釣りができそうな場所はたくさんありそうに見えるが、この場所で釣りができるのは北側に伸びる波止だけである。今の時期ならアジやシーバスが面白い。秋が深まってくればさらに楽しくなってくるだろう。
アジングの参考タックル
9月22日にこの場所でアジングを楽しんだ。岸壁際や常夜灯の明暗の境目を狙うことが多いこの釣り場には、5ft台の短めのアジングロッドがぴったりだ。この日は15cmくらいまでのアジが釣れたほか、サバも交じった。
当日使用したロッドは権蔵鯵丸エアーK55LS。リールは2000番、ラインはフロロ1.5lb、ルアーは1g前後のジグヘッドにアジング用のワーム1.5inch前後を使用。
なお、南港のように透明度の低い釣り場では、チャート系などの目立つカラーのワームに好反応なことが多い。なので、この釣り場に釣行する際はアジングの定番であるクリア系だけではなく、目立つカラーのワームもしっかりと準備しておこう。
魚をつかむ時はフィッシュキャッチャーRミニを使った。
常夜灯の明暗の境目
この波止では、沖側でも港内側でもアジングを楽しむことができる。先端には常夜灯があるので、アジングの定番である常夜灯の明暗の境目を狙ってみてほしい。
表層付近でしかアタリがない場合もあればボトムでしかアジの反応がないこともあるので、全てのレンジを探っていただきたい。また、ただ巻きで簡単に釣れる時もあればリフト&フォールにしか反応しないこともあるので、いろいろ試そう。
潮流が速くてボトムを取りづらい時もあるが、そんな時は2gくらいの重めのジグヘッドで確実にボトムを取るようにすればいい。
岸壁際、波止の根元も忘れずに
常夜灯の明暗の境目以外に狙ってほしいのが岸壁際だ。岸壁際にアジが付いていることが多いので、忘れず狙ってほしい。ここも表層付近から底付近までをしっかり探るのがキモだ。
他に狙いたい場所は波止の根元付近。潮流は緩めであるが、この場所にアジがたまっていることもあるので探ってみよう。
これから秋が深まってくればアジのサイズがよくなり、ルアーで釣りやすい大きさになるので、皆さんも手軽なアジングに挑戦してみてはいかがだろう。
交通は、大阪市営地下鉄・南港ポートタウン線(ニュートラム)・フェリーターミナル駅から北へ徒歩約5分。
<原田誠司/TSURINEWS・WEBライター>
南港フェリーターミナル