8月24日、台風の進路を気にしながらも、玄界灘の風物詩で人気の高い落とし込み釣りに、福岡県宗像市の神湊港から案内中の大島の遊漁船・第一成幸丸 (藤島正男船長)を利用し、釣友の小野田宣雄さん、木下義光さん、大仁田秀二さんと私の4人で挑戦した。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版 APC・沖島健一)
第一成幸丸で落とし込み釣り
午前5時30分、第一成幸丸は乗船者9人で出港。途中に大島港で氷を積み込み、玄界灘に向けて出発した。この日の天気は曇り空で、気温は33度で船上も暑く感じない。また、海域の波は前日からのウネリが残っていて1~1.5mだった。予報では高波は早朝のうちだけで、その後は低くなるとのことだった。
釣座は船長の指示で、右舷船首から大仁田さん、木下さん、小野田さん、私だ。
船尾は常連の吉井さんだった。
6時20分すぎに大島沖の水深55~68mラインの最初のエリアに到着した。そして5分後に「準備してください」との船長の声かけで各自釣座に移動。仕掛けを早々にセットし、船長から「ベイトの位置が40m下」との指示がでて、これが開始の合図となった。
根魚から登場!
仕掛けを投入し、水深35m近くになって落ちる速さを調整していたら「そのまま底まで落としなさい。」と船長からのアドバイス。しかし、指示ダナを通り過ぎるもベイトが付かない。2、3回仕掛けの上げ下げを繰り返すと、サオ先に弱いアタリでベイトが付いた。だが、ベイトが小さいのか、本命魚の青物が反応してこない。
船長は船上の嫌なムードを察してか、次のエリアへと移動する。水深は66mで、ベイトのタナも変わらず40mから下との指示だった。
早速、仕掛けをタナ近くまで落としていくと、一発でベイトが付いた。そんな中、左舷側がにぎやかになると、窓越しから船長が「ヒラメとアラカブが釣れた。」と言う。
次のエリアでは中型のアコウが大仁田さんにヒット。その後、小野田さんもアラカブをゲットした。
潮流れ良くなると青物活発に!
それから10時をすぎると潮の動きも良くなってベイトの付きも良く、2~8kg超えのヤズやブリが船上でヒットしだした。そんな中、大仁田さんが3kg前後を4尾ゲットし、続いて小野田さんも負けじと釣り上げた。
その時だった。吉井さんのサオが大きく曲がり、同時に私のサオも弓なりに曲がってダブルでヒット。
後に計測すると、私にヒットしたのは85cm・5kgのブリだった。最後の1流しの合図後、小野田さんが即3kg級をゲットしたのはさすがだった。
<週刊つりニュース西部版 APC・沖島健一/TSURINEWS編>