川のアユ釣りシーズンが終わり、これからは磯や船釣りなど海釣りが熱くなる。
ということで、11月13日に出かけたのは、三重・錦の船のアオリイカ釣りだ。アオリイカといえばヤエン。楽しみな時期がやってきた。あのドキドキ、ハラハラのやり取りを体験できるだろうか。
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アオリイカとのやり取りにドキドキハラハラ
![ヤエンでアオリ!バラシ続くもビックリ1.2kg【三重県錦SeaLand】](http://tsurinews.jp/data/wp-content/uploads/2017/12/201712010503.jpg)
アオリイカといえばヤエン。
楽しみな時期がやってきた。
あのドキドキ、ハラハラのやり取りを体験できるだろうか。
まず入ったポイントは信頼のある目戸鼻エリア。
生きたアジを投入すると、すぐにジーッとラインが出ていく。
乗ったかも。
一番乗りだ。
さてさてここからが問題だ。
ラインの出方に勢いがあったので、早めにラインを送り出してテンションをかけず、アオリイカにアジを食べさせようとした。
しかしラインを出し過ぎて、根に入られてしまった。
これはまずい……。
強引に引っ張ると外れたのだが、アオリイカの重みはない。
再度乗ってくれるのを待つと、サオ先がもたれ込んで、ジーッとラインが出ていく。
きた。
先ほどの失敗をしないようにラインを出し過ぎず、慎重に寄せてくる。
このときのアオリイカとのやり取りも、ヤエンでの釣りの楽しさの一つである。
今度は何とか寄せることができてヤエンの投入。
サオを立ててゆっくりリールを巻いていく。
このドキドキもヤエン釣りならではの楽しさだ。
バラシが続くも……
しばらく巻いてヤエンを下ろしていくと、サオ先がギューッと曲がり、アオリイカに掛かった。
少し速めにリールを巻くと、スコーンと軽くなった。
あれっ?自分でもなぜか分からない。
「?」マークが頭にあるまま、まだスミを吐いていないようなので、かじられたアジを投げ入れてみる。
しばらくすると、また乗ってくれた。
ラインの角度がいいので、再びヤエンの投入。
サオ先がギューッと曲がり、次こそはと思った瞬間、またしてもスコーン。
もう一度アジを投げ入れたが音沙汰なし。
このアオリイカは諦めて、新しい生きアジを投入することにした。
さすがに信頼あるポイントだ。
その後は連続で2匹上げることができて、次のポイントへ移動する。
ラインの調整をしながら強めに引いてみる
2カ所はアオリイカの反応がなく、4カ所目のポイントへ。
少し水深は浅いが、実績のあるポイントだ。
早速アジを投げ入れると、同船者は次々にアタリをとらえて、アオリイカを掛けていく。
うらやましく見ていると、私のラインが出ていく。
ここは海底がはっきり見えるくらいの浅場。
あまりラインを出し過ぎると、すぐに根掛かりしそうだ。
さてどうしたものか。
ラインは出ていくが、強制的に止めてみる。
サオで聞いてみると、グッと持っていかれる。
よかった、アオリイカはまだいる。
少し強めに寄せてみる。
アオリイカはまだ付いている。
結構な重量感があり、ドキドキ指数は急上昇している。
アオリイカはアジに夢中。
ならばちょっと早い気もするがヤエンの投入。
だけどまたしてもバレた。
今度こそ姿を……!
![ヤエンでアオリ!バラシ続くもビックリ1.2kg【三重県錦SeaLand】](http://tsurinews.jp/data/wp-content/uploads/2017/12/201712010502.jpg)
すぐに同じアジをバラした場所近くに投げ入れて放置する。
少しするとアオリイカがアジを見つけてくれた。
サオで聞いてみると重い。
さっきのアオリイカに違いない。
ぜひともあいたいアオリイカ。
寄せてみると抵抗もなく付いてくる。
今度こそアジを食べるのに夢中になっているはず。
迷わずヤエンの投入だ。
この時点でドキドキ指数のメーターは、軽く振り切っている。
ゆっくりとリールを巻いていく。
ギューンとサオが弓なりになる。
下ろしたヤエンに掛かった。
お願いだから姿を見せて。
もう頭の中は真っ白。
アオリイカが抵抗して、さらにサオは曲がっている。
こんなに重かったかなって感じるとともに、久しぶりの重量感を楽しむ……なんて余裕はまったくなく、ただ夢中でリールを巻いていく。
見えた?スミは吐いた?やっぱり大きい?大きいやん!
無事にタモに入ったアオリイカ。
うれしすぎる対面は、なんとこの時期ではビックリの1.2kg。
すっかりヤエンでの釣りのシーズン突入したって感じだ。
今年こそ3kgオーバーにあえるように、楽しみながらがんばろう。
<週刊つりニュース関西版 APC・井上亜貴/TSURINEWS編>