ファミリーや初心者におすすめなサビキ釣りを、熊本県の三角港で楽しんだ。1時半の短時間だったが、小アジやサッパ、コノシロと連釣し、釣果も20尾と満足できた釣行になった。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版 APC・吉永慎二)
熊本県の三角港のサビキ釣りがオススメ
「この夏、海釣りに挑戦したいんだけど、熊本近郊で良い場所ない?」と聞かれて、私が真っ先にお勧めするのが宇城市・三角港でのサビキ釣りだ。
世界遺産で有名な西港ではなく、駅がある東港の方。
ここは足場も良く、仕掛けを下ろせばすぐそこが釣れるポイントなので、初心者にも釣りやすい。しかも、ちゃんとしたトイレもあるので、家族連れにもお勧めだ。
ターゲットはサッパや小アジ
ここでのサビキ釣り対象魚は、夏なら小アジと小サバ、ママカリの別名で有名なサッパ、そしてコノシロなどが掛かってくる。
釣り方は、それほどむずかしくはない。サビキ仕掛けのエサカゴにオキアミをスプーンなどで詰め、真っすぐ仕掛けを下ろすだけ。
魚は群れで回遊しているから、群れが来ればどんどん掛かってくる。
早々に小アジが入れ食いに
7月26日、午後1時ごろの実釣では、小潮の上げ潮半ばぐらいで釣りを開始。様子見のつもりで始めたが、数分置きにエサを補充して仕掛けを下ろす動作を繰り返していると、4~5回目にブルン!とサオ先にアタリがきた。魚が寄ったのかもしれない。
今度は仕掛けを底近くまで落とし、大きく上下に揺すってやると、カゴから大量に振りまかれたエサに引き寄せられた小アジが掛かってきた。
ここからは手返しが大事である。エサを詰める量は少なくていいから、すぐに仕掛けを下ろし、積極的に誘う。
群れがいる間は2尾3尾と連なって掛かってくることも多い。魚が暴れて仕掛けがもつれやすくなるので、予備の仕掛けを多めに用意しておけば心強い。
この日は3号バリの10本仕掛けだったが、一度に3尾掛かると釣り上げた後で仕掛けが絡みやすい。多分、食い渋りでなければ5本バリと効率は変わらないかと思う。
当日の最終釣果
この日、最初にアジがばたばたと掛かり、少したってからサッパとコノシロが掛かってきた。
約1時間30分の釣行だったので、エサは半角で少し余るぐらいだった。釣果の方はアジ、サッパ、コノシロを合わせて20尾ほど。大潮や中潮ならもっと釣れたと思う。
これからが本格シーズンを迎える堤防のサビキ釣り、皆さんもどうぞお試しあれ。
<週刊つりニュース西部版 APC・吉永慎二 /TSURINEWS編>