奈良・平群町にある竜田川釣り池は、生駒山を眺めながらのんびりと釣りができるヘラブナ管理池。釣り場にはコイ釣りエリアもあり、ヘラブナより簡単に釣れるので家族連れや初心者にもお勧め。8月13日、そのコイ釣りエリアで初めての釣りに挑戦する親子を密着取材した。
(アイキャッチ画像撮影:TSURINEWS関西編集部・平塚悠介)
竜田川釣り池の概要
竜田川釣り池は奈良県生駒郡平群町の住宅地の中にあるヘラブナ管理池。住宅に囲まれており、やや「隠れ家」的な場所だが、実際にはアクセスがよく、近鉄・竜田川駅から約10分と電車釣行も可能。さらに釣り場にはコイ釣りエリアがあり、かなり魚影が濃いので子供や初心者でも手軽に釣ることができる。
初めての釣りに密着
お盆休みと夏休み真っただ中の8月13日、この釣り場を訪問。釣り場のオーナーと話していると、午前10時前に親子連れが。「釣りは初めてなんですけど」と言って事務所の受付に来たのは、近所に住む日和佐さん親子。息子の恒太くん(5歳)が、釣り好きな従兄弟に影響されて「釣りがしてみたい」と言うので来たとのこと。
「釣りが初めてならコイ釣りがええで」とオーナー。また、この釣り場はヘラブナ管理池には珍しく、エサ付きのレンタルタックルあり。そのため、日和佐さん親子も特に持参したものはなし。サオ1本とエサを借りて、釣り場へ。
コイ釣りエリア概要
コイ釣りは、事務所の目の前にある網で仕切られたエリアですることができる。コイは子供でも簡単に釣り上げることできるよう、30~40cmの小ゴイが放流されている。小さなマスの中にコイがたくさん放流されているので、とても釣りやすい。
オーナーの助言で30㎝コイ
日和佐さん親子は、椅子とエサを混ぜる容器も借りて、初めての釣りに挑戦。エサは池の水を使って練り上げ「こしあんぐらい」の硬さに仕上げた。それをハリが隠れるぐらいの大きさのダンゴにし、ハリに付けて投入。
まずはお父さんがサオを持って挑戦。すると、すぐにウキが沈んだ!すかさずサオを持ち上げるが掛からず。オーナーは「サオを上げるスピードが遅い。ハリを魚に掛けるイメージで。」と言う。
お父さんはその通りにやってみると、掛かった!サオを恒太くんと一緒に持ち、コイと楽しいファイトを繰り広げる。そして、筆者が釣り場にあるタモを使ってネットイン。30cm弱のかわいい小ゴイだ。恒太くんも初めて間近で見る生きた魚におっかなびっくり。
父が釣って子がタモ入れ
コイの動きは活発で、仕掛けを入れればすぐにウキが沈む。どうやらコツをつかんだお父さん。またまたヒット!先ほどよりも大きい30cmオーバーのコイがヒットした。さらにその次も掛かり、少し小さなコイが釣れたので恒太くんも持ってみることに。コイをしっかり持って記念撮影!魚の感触にうれしそうな恒太くん。
どうやら恒太くんはサオを出すより、タモ入れのほうが楽しい様子。釣りはお父さんに任せて、寄せてきたコイを見事ネットイン!親子でのコンビネーションが決まった瞬間だ。子供の急成長を見ることができ、お父さんも満足の様子。