今週のヘラブナ推薦釣り場【千葉県・亀山湖】

今週のヘラブナ推薦釣り場【千葉県・亀山湖】

今回は千葉県君津市にある亀山湖に注目。今期はすでに50cm超が複数出ている。同湖中流域にあるボートハウス松下を起点にしたポイントと釣り方を紹介しよう。

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(アイキャッチ画像提供:週刊へらニュース 編集部)

TSURINEWS編集部 TSURINEWS編集部

淡水の釣り ヘラブナ釣り

亀山湖の概況

50cm超を狙う釣り場は日本全国に多数存在する。しかし舟釣り・長竿・チョウチン・マッシュという4つのキーワードで釣りが成立する釣り場は、全国でもめずらしいだろう。

シーズンイン(6月初旬)から、今期はすでに超大型が多数顔を見せている。50cmオーバーはもとより、中旬には53cmが飛び出すなどハデな開幕となった。

今週のヘラブナ推薦釣り場【千葉県・亀山湖】亀山湖・松下周辺の図(作図:週刊へらニュース 編集部)

亀山湖のポイント

多目的ダム湖だが近年は水道水利用が減り、雨量にもよるが盛期の減水幅が小さくなりつつある傾向にある。原稿執筆時点の水位は、ほぼ満水。よって舟着け用の立ち木が水面から露出せず、結果的に入釣できるポイントが限られる。また満水に近いほど、魚は川筋寄りの傾向となり本湖に魚が下らない。

これまで笹川筋がメインポイントなのもそのためだが、梅雨が終われば減水傾向となり、そうなれば本湖筋へとポイントは広がるだろう。

ボートハウス松下至近

ボートハウス松下の至近を狙うなら、超実績ポイントの川面台のモジリは真っ先にチェックすべきだろう。その流れでトンネル下やサッタ下を確認し、気配がなければ川筋へ上る。だが川筋の気配がなかったり混雑していたら、再度本湖筋に戻って来たルートを逆からチェックする。

出舟時はモジリがなくとも、しばらくすると現れることもある。それでもダメなら押切沢方面へ向かい、本湖の岸寄りに点在する立木周辺をチェック。押切沢橋をくぐり川幅が狭くなる手前辺りを上限にモジリを探してみよう。

本湖筋に入釣するのも手

現状では笹川筋メインだが、それゆえに釣り人が集中する。どれほど高活性であっても、警戒心の強い大型を人災のなかで釣るのは容易ではない。それならかえって空いている本湖筋のどこかに入釣して、静かに狙うのも作戦の一つだろう。

どこに入るにしても早朝のモジリが要。数は多いほどいいし、岸に近いほどベスト。実績がないポイントでも狙ってみる価値は高い。ウキが立つ真下がどうなっているのか(水深や立木)分からず多少のリスクを伴うが、それらを攻略して釣り上げた1枚は何物にも代えがたいはずだ。

今週のヘラブナ推薦釣り場【千葉県・亀山湖】入釣時、またぎ台があると便利(提供:週刊へらニュース 編集部)

タックル

メインはチョウチン釣り。底または底に近いほどウキは動きやすいがコイ・ニゴイ・マブナなどの外道が多い。竿は13~28尺。18~24尺竿で始めて、ウキが動かないなら深く(長く)、糸ズレやスレが出るなら短くする。まれに竿13~18尺タナ2~3本のような浅めがいい場合もある。セッティングはおもに2パターン。

A

大きいハリ・大きなエサ・太いトップと高浮力のウキで大型(尺半オーバー)だけをターゲットにする。

B

普通サイズのハリ・普通のエサ付けサイズ・ノーマルトップのウキで40cm前後を狙いつつ、あわよくば大型を釣る。

今週のヘラブナ推薦釣り場【千葉県・亀山湖】タックル例(作図:週刊へらニュース 編集部)

どちらも一長一短はあるが、同湖の常連は前者が圧倒的に多く、またAのような釣り方の実績が高い。ただし異常なほど食い渋った時はBが効果的なこともある。

釣り方

では、それぞれの釣り方を見ていこう。

A

極軟ネバエサを大バリ(サイト16~18号)でタナまで持たせ、深ナジミさせる。浅いナジミやすぐにトップが戻ってしまうタッチはよくない。ただし、いつまでも溶けないエサでは魚の興味を引けない。そこで触りが出るまで、1枚釣った直後などは甘めに手直したり小分けした基エサに麸系のエサを差し込むなどして寄せ(開き)を意識する。そして触りが出たらバラけない極軟エサを投じて仕留める。

通常はこの繰り返しだが、高活性の場合は初投から極軟ネバを打ち1投目からアタらせるつもりで打ち込む。

B

セッサ・バラサ・プロストなどの9~10号なので、通常のチョウチン両ダンゴと釣り方のイメージは類似する。ナジませることは大切だが、時には上から触らせて追わせる一発取りも面白い。よってエサもマッシュ系(白系)だけにこだわらず、限りなく両ダンゴに近いブレンドを試すのもいい。そもそもターゲットサイズを問わないので、アタって乗る釣りを心がけ数を釣って大型が交じる確率を上げる。

AB共通項

どちらもジャミの攻撃は受ける。ただしウキにアタリとして出やすく、ハリを飲み込まれる確率が高いのはB。よってBの釣りほどガマンが必要だ。ABとも最初はジャミがウキを動かすのは同じだが、それらが静かになると本命が寄ったサイン。ジャミと本命では触り(アタリ)の質が明らかに異なるので区別がつくはずだ。

コイに注意!

余談だが、落ち込みでズバッと入るアタリはコイが多い。とくに底近くを狙っている時は要注意。仮にコイがハリ掛かりしたら、無理をせずに竿尻を水面に滑らせて道糸をつかんでハリスを切ってしまおう。

引き込みのトルクがコイは異常なほど強く、また首をゴンゴンと横に振るのでヘラとの区別はつくはずだ。中型ならともかく同湖のコイは特大サイズが多く、しかも舟釣りだと舟の下方に入り込もうとする。竿に負担を掛けない(折らない)ためにも勇気ある決断が求められるだろう。

<週刊へらニュース 伊藤さとし /TSURINEWS編>

▼この場所について
亀山湖
ボート代:入釣料込み¥2900、エレキ&バッテリーセット¥3000
釣り台:20m以上の舟留め用ロープ2本必携
問い合わせ先:ボートハウス松下
この記事は『週刊へらニュース』2019年7月5日号に掲載された記事を再編集したものになります。