東京湾のシロギスは春先の低迷期を脱して5月中旬から復調。晴天の予報がでた6月25日(火)、東京湾金沢八景の荒川屋の午前船に乗り込んだ。半日乗合船の実釣時間は約2時間半だったが、14~23cmが24尾に27cmのイシモチが交じり、復調を裏付ける好釣果だった。
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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 APC・木津光永)
タックル
タックルの詳細を紹介
竿
7対3調子でオモリ負荷10~15号、全長1.5~2.4mのものが使っていて心地よく、オーバースペックの竿では釣趣が減退する。専用があるのでそれを選ぶといいだろう。
リール 小型両軸か小型スピニング。好みでいいが、重量250g以下が持ち重りしない。
ミチイト
ナイロンに比べて伸びが少ないPEが感度に優れる。細いほど潮切れがよく、水中での湾曲が少なくなるだけ感度は高くなり、小さなアタリを拾いやすい。ただし、PEは細いほど高価で耐久性が短くなるので、コストパーフォーマンスを考えると1号がお勧め。
仕掛け
大別して、吹き流しと胴突き。どちらも複数用意し、オマツリしたときは即、交換して対応。半日船は時間を優先したい。
釣り方
エサ付けから動かし方まで紹介。
エサ付け
青イソメは状況に応じてサイズ(長さ)を調整しないと、食い逃げばかりされる。全長10cm以上のものであれば、頭のほうから4対6に分割して切断。枝バリに短いほうを、先バリに長いほうを装餌すると、枝イトと幹イトの絡みを少なくすることができる。
刺しかたは、ハリ軸のぶんだけ通し刺す。エサの横からハリ先を出して、余った部分は垂らす。
探りかた
深場なら船下に仕掛けを落してもいいが、浅場では魚が船の影を嫌うことはあるので、離れた所にキャストして、広範囲を探るほうがアタリは多い。
キャストは、アタリのだしやすい潮先方向へ投入する。オモリが着底したら、素早くイトフケを取って備える。乗船者が多いときは危険で、オマツリの可能性が高くなる。無理にキャストしないで船下を狙おう。
誘い
仕掛け投入直後は、エサが海底にユラユラ落ちてくるので魚がもっともエサを見つけやすく、アタリがでることは多い。
基本的にオモリは海底をキープする。アタリがないときは10秒に1度くらい、仕掛けの長さぶん誘い上げて、オモリをゆっくり海底に戻して誘う。
アワセ
ハリと付けエの大きさで変わる。小さなハリは最初のアタリで即アワセ。大きいハリは、一度、ミチイトを張らずゆるめずの状態にしてから聞きアワせてハリ掛かりさせるといい。
<週刊つりニュース関東版 APC・木津光永/TSURINEWS編>
荒川屋