『ハタゲーム』で35cmオオモンハタ ショアロックシーズン開幕!

『ハタゲーム』で35cmオオモンハタ ショアロックシーズン開幕!

ようやく梅雨(つゆ)らしくなった6月中旬、そろそろシーズンインするのがショアから狙うハタゲームだ。ハタは沖では年中釣れるターゲットだが、ショアから狙うのはむずかしい。水温が上がり、産卵を控えたこの時期から接岸して狙いやすくなる。ハタといってもいろいろと種類があり、今回はオオモンハタとアカハタを狙ったロックゲームの釣行予定を立てた。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版 APC・花田浩晃)

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ソルトルアー ショア

長島の地磯でハタゲーム

6月12日に時間が空いたので、鹿児島県出水群長島町に向けて出発した。到着したのは海峡に面した地磯。

『ハタゲーム』で35cmオオモンハタ ショアロックシーズン開幕!長島・西岸の地磯(提供:週刊つりニュース西部版 APC・花田浩晃)

早速、準備に取りかかり、スピニングタックルに30gのジグヘッド&シャッドワームを装着する。

『ハタゲーム』で35cmオオモンハタ ショアロックシーズン開幕!当日のタックル(作図:週刊つりニュース西部版 APC・花田浩晃)

メインで狙うのはオオモンハタ。ベイトを捕食していることが多く、ボトムから中層をリトリーブしながら探ると良い。

ベイト不在でアタリなし

潮の流れが速いので潮のヨレ付近にキャストし、ボトムを取ってゆっくりとリーリング。アタリを待つが反応がない。

磯を移動しながらキャストを繰り返すが、やはり反応がない。海を見渡してみるが、ベイトがまったく見られない。

数か所ラン&ガンするものの反応がない。

たまたま入った場所で会った青物狙いのルアーマンに話を聞いたが、ベイトが入ってないようで、あきらめモードが漂う。

シモリ周辺から35㎝オオモンハタ

ようやく干潮になり、行けなかった本命ポイントに入ると、少しベイトが見られる。「よし……」期待しながらキャストを繰り返す。

しばらく歩いていると、シモリとブレイクが重なっている所を発見した。

ここは怪しいとキャストしてボトムを取ってリトリーブし、シモリに差しかかった辺りでゴン!と強烈なアタリがきた!

掛かった瞬間にシモリに潜られそうになるが、ゴリ巻きで魚を浮かす。

シモリから引き離し、ようやく浮かせると魚の模様から「本命だ、よし!」と思わず声を上げた。

ファーストフィッシュなので慎重に足元に潜られないようにランディングしてキャッチ。35cmのオオモンハタだった。

あまりサイズは大きくはないが、狙って釣れたので非常にうれしい価値ある1尾となった。

『ハタゲーム』で35cmオオモンハタ ショアロックシーズン開幕!狙い通りに釣れた価値ある35㎝(提供:週刊つりニュース西部版 APC・花田浩晃)

その後、まだいるかもしれないとキャストを繰り返すが、残念ながら反応がない。

ボトムのアカハタ狙いへ

取りあえず本命が釣れたから、アカハタ狙いにチェンジ。

アカハタは比較的ボトムにいるので、テキサスリグを使用して狙ってみる。シンカー30gにシャッドワームの組み合わせで探る。

ボトムを取って少し巻きで誘い、その後はカーブフォールでボトムを再び取る。

その繰り返しで誘っていく。途中、ガッ ガッガッ!とアタリがあり、送り込みアワセを入れてヒット! ゴリ巻きして浮かせ、上がってきたのは25cmほどのアラカブだった。

再びキャストすると、またヒット! 今度もアラカブ。それからアタリはあるものの、ヒットするのはアラカブばかり。アカハタはどうやら留守のようだ。

今後の展望

この後も移動しながら探っていくが、アラカブばかりなので納竿とした。今回は時期的にまだ早いようだったが、ベイトが入っていれば状況も違っていただろう。

沖磯ではもう釣れ始めているので、この記事が載るころには状況は良くなっていると思う。ぜひハタ類とのパワーファイトを味わっていただきたい。病みつきになること間違いなしだ。

<週刊つりニュース西部版 APC・花田浩晃/TSURINEWS編>

▼この釣り場について
鹿児島県・長島町
この記事は『週刊つりニュース西部版』2019年7月5日号に掲載された記事を再編集したものになります。