本流ルアーフィッシングで3目 ニジマス&アマゴ&イワナ【長野県】

本流ルアーフィッシングで3目 ニジマス&アマゴ&イワナ【長野県】

6月1日の土曜日は、長野県・平谷村に向かう。当日は本流狙いで、ニジマス、アマゴ、イワナと3魚種を達成。

(アイキャッチ画像提供:APC・永田幹夫)

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淡水の釣り 渓流釣り

平谷川で渓流ルアーフィッシング

本流ルアーフィッシングで3目 ニジマス&アマゴ&イワナ【長野県】平谷川本流の渓相(提供:永田幹夫)

前回4月22日の釣行は支流柳川上流がメインだったので、今回はトコトン本流をやろうと思って来たのだ。時刻は午前8時、川沿いにある駐車帯に車を止めて準備を済ませ、いったん側道を上流へと歩いて国道近くから入渓して釣り下る。当日の水位は、平水よりも若干高めな感じ。

前回は神経質なチェイスばかりだったが、それらも好転して即ヒットかと思いつつ、アイフィッシュFT-5S(ウグイ)をキャストしていく。しかし右岸の沈み石周辺もボサ下も反応はなく、石組みされた深場でイワナを1バラシしただけで、柳川出合いに到達してしまった。

当日は本流を攻める

この日は本流を行くと決めていた。ところが、柳川のクリアな流れには興味をそそられてしまう。目的変更か、初志貫徹か。迷った末の結果は本流釣り下り続行。すると平瀬を越えた辺りから魚影が出始め、右岸大岩下の反転流に期待が高まる。

本流ルアーフィッシングで3目 ニジマス&アマゴ&イワナ【長野県】柳川下流域の渓相(提供:永田幹夫)

ここが着き場と知っていたからだが、キャストしたシンキングミノーは沈んでいき、やがて石の下へと消えていった。だが実は消えたときには食っていたようで、ラインが張ったのと同時にググンと引き込まれ、アワせたもののそれが甘く痛恨のバラシ。これで調子が乱れ、続く深場ではバイブレーションに良型がヒットするも、水中でバラしてしまう始末だった。

バイブで24cmニジマス

以降は左岸側にエゴやボサが集中する理想的なポイント連続でチェイスを目にすることなく、エン堤上流のバックウオーターが近づいてくる。そのインレットに立ち、新たにセットしたのはスピナー(輪舞)5gだ。

本流ルアーフィッシングで3目 ニジマス&アマゴ&イワナ【長野県】タックル例(作図:永田幹夫)

ダウンクロスにロングキャストし、しっかり沈めてからスローリトリーブを始める。広く探れば何かしらの反応が得られると思っていると、逆引きになっていく過程で浮いてしまい、無反応なままスピナーは足元まで到着する。しかし、すぐ近くの深場では、ボトムベッタリの魚影が見えた。

ということで早速バイブレーションに変更し、同じコースを上下アクションを意識して攻めてみると、流れの中央付近でチェイスを目にすることなくいきなりヒット。しっかりと追いアワセをして慎重に寄せ、ネットインできたのは24cmのニジマスだった。

その後も広範囲に、あるいはアップクロスにキャストしてみたが、チェイスとルアーの距離は縮まらず、明瞭なスロープからいったん側道へと上がる。そしてエン堤下に再入渓して1バラシを追加し、移動することにした。

本流ルアーフィッシングで3目 ニジマス&アマゴ&イワナ【長野県】ファーストヒットはニジマス(提供:永田幹夫)

3目達成!

この日の目的はひたすら本流!だったが、どうも支流柳川が気になり、次に選んだのは、ひまわりの湯の上流区間だ。護岸帯に沿う深瀬に対してダウンでアイフィッシュFT-5Sを絡めると、下から魚影が現れパクリ。

動きはイワナ的だったこの魚影の主はアマゴ。さらにエン堤までの右岸のタルミでイワナが2ヒットし、釣果3種を達成する。ここでの反応はすこぶる活発で、ルアーアクション云々ではなく立ち位置と正確なキャストができてラインが張った瞬間にヒットするような感じだった。

本流ルアーフィッシングで3目 ニジマス&アマゴ&イワナ【長野県】イワナは2連続ヒット(提供:APC・永田幹夫)

が、エン堤を越すと再び沈黙が始まり、国道の先でこの日の釣りを終了。そして正午前には知り合いが待つ売木村へと走り、食事処「ありがとう」でランチとした。

本流ルアーフィッシングで3目 ニジマス&アマゴ&イワナ【長野県】食事処ありがとうのランチ(提供:APC・永田幹夫)

続いて湯に浸かろうと「こまどりの湯」へ向かうものの、あいにく駐車場は満車に近く即刻退散を決める。となれば釣り師としてはすぐ下を流れる売木川に目が向くはずだが、攻めることなく車は国道151号線を早々に南下。この日の後半は釣果3種の達成感とともに、萌黄色のまぶしいワインディングロードのドライブを楽しんだ。

<週刊つりニュース中部版 APC・永田幹夫/TSURINEWS編>

▼この釣り船ついて
平谷川
平谷村漁協
この記事は『週刊つりニュース中部版』2019年6月28日号に掲載された記事を再編集したものになります。