沖で釣れる『いろんな意味で危ない魚』5選と対処法 おもらしに要注意

はるか以前から親しまれ、子どもから年配者まで夢中にさせている魚釣り。どんな魚でも釣れたら嬉しい!でも、扱いに気をつけなきゃいけないことも。今回は船釣りで釣れる危険な海水魚にスポットを当ててみます。

TSURINEWS編集部 TSURINEWS編集部

その他 お役立ち

1,エイ類

アカエイ(提供:週刊つりニュース関東版編集部)

危険度・・・★
危険性・・・毒を持つトゲ
対処法・・・ハリスごと切ってリリース

「エイは危険だ」と耳にすることはあるでしょう。実際、なにが危険なのでしょうか。

体長1m、体重100kgを超える個体が珍しくないこの魚は、想像以上に浅場に現れることがあります。砂地に潜んでおり発見しにくいため、水遊び中のトラブルが報告されています。いろいろな釣りものでゲストに交じることがあり、実際に釣り上げた経験がある人もいるでしょう。

複数の種が存在し、それぞれに多少の違いはありますが、尾に鋭いトゲを有しています。とても硬く、布やサンダル程度は簡単に貫通させます。タンパク質系の毒があるため、刺されてしまったら45℃くらいのお湯で患部を数十分間は温めて、分解する必要があります。応急処置後は速やかに病院へ。掛かったらハリスごと切って、リリースしたほうが無難です。

2,タチウオ

牙が鋭い(提供:週刊つりニュース関東版編集部)

危険度・・・★★
危険性・・・鋭い歯
対処法・・・メゴチばさみ必須

沖釣りのイチオシアイドルとして大人気になってきたこの魚は、エサでもルアーでもゲーム性が高く、浅場にやってくる夏シーズンの休日は、満船になることが珍しくありません。

特徴は、銀に輝く魚体と、鋭い歯。この魚に魅了された人は、一度は流血した経験があるのではないでしょうか。「カッターの歯に匹敵するのでは」と思わせるほど切れ味は抜群で、筆者は「気がついたら切られて、出血していた」という経験が数回あります。

獰猛で、激しく暴れ、魚体が長い。「1mほどのロープにカッターの歯を付けて振り回す」と表現すれば、その恐ろしさが分かるでしょう。警察を呼んだほうがいいかもしれませんね。

真っ直ぐのキレイな歯ではないため、複雑なキズになりカッターほど簡単に出血は止まりません。直接、手で持つことは極力さけたほうがいいでしょう。メゴチばさみ(フィッシュグリップ)を使用することをお勧めします。大きめの絆創膏は必ず持っていきましょう。

3,オニカサゴ

キレイなオニカサゴ(提供:週刊つりニュース関東版編集部)

危険度・・・★★
危険性・・・身体中にある毒を持つトゲ
対処法・・・ハサミで切断

NZK48の神7と評されるオニカサゴ。弊社には「おれは魚は嫌いだが、オニカサゴは好き」というマニアが存在するほどです。食味はもちろん、鮮やかなオレンジの魚体は美しく、トゲトゲのボディーは童心をくすぐるものがありますね。

トゲにはタンパク質系の毒があり、刺されるとかなりの痛みをともなって腫れあがります。エイの毒と同様、熱で分解することは可能ですが、刺されないにこしたことはありません。背ビレは分かりやすいですが、腹部に小さなトゲがあるので、これらのこまかいところにも注意を払いましょう。トゲはハサミでカットしたほうがいいですが、魚体から分離しても毒はあるのでご注意を。

4,ハイブリッドなフグ

ハイブリッド個体にも気をつけて(撮影:編集部)

危険度・・・★★★
危険性・・・致命傷になる毒
対処法・・・自分でさばかない

沖釣りで親しまれているフグ。ショウサイやヒガン、コモン、トラフグなど、どれも美味しいです。釣った魚は、免許を持った船宿スタッフがさばいてくれるので安心ですが、プレジャーボートなど、個人で出船する場合はリリースしたほうがいいでしょう。

「おれはフグ船に何度も乗って、知識はある!ミガキにすればいいんだろう」と思っていても、とんだワナが待ち構えているかもしれません。

ハイブリッドとは、別種が掛け合わさった個体を言います。別種のフグが交配した結果、2種の特徴が交じった魚が誕生。こうなると、どこの部位に毒があるのか分からなくなります。パッと見ただけで「あきらかにおかしい」と分かるならまだしも、「本来は背中までのトゲが、尾ビレ付近まである」とか「尾ビレの色が違う」とか、深い知識がなければ見落としてしまう程度の違いしかないケースがあります。素人判断で食べるのは危険です。

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