解禁直後の鷹巣沖『完全フカセ』釣りで67cm頭にマダイ17尾にブリ

解禁直後の鷹巣沖『完全フカセ』釣りで67cm頭にマダイ17尾にブリ

5月9日、福井県・越前町の鷹巣和布(めら)港から出船しているみの浦丸の仕立船(朝便)で鷹巣沖の完全フカセマダイ釣りに挑んだ。

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船釣り エサ釣り

鷹巣沖フカセ解禁

5月1日に鷹巣沖のフカセ釣りが解禁して以降、乗っ込みマダイで連日にぎわっている。当日は釣友の奥平さんと一緒に出かけ、港で舟津さんと合流した。

船長とあいさつを交わして近況を尋ねると、「解禁初日から腹パンの良型マダイが上がっているよ」と笑顔で話す。うれしい話を聞いて、われわれもニンマリ顔。

当日の状況

船に道具を積み込み、午前5時にポイント目指して出船。港を出ると、沖の波は穏やか。風は少し強いが、徐々に収まる予報だ。

航程15分ほど、船長は水深73m付近にアンカーを入れた。魚探には真っ赤な魚影の反応が映っており、「このマダイを狙いましょう」と船長。

潮の流れを確認すると、南の風がトモ方向に流れているようだ。私は左舷ミヨシに座り、奥平さんと舟津さんはトモからサオを出す。

完全フカセ釣り仕掛け

解禁直後の鷹巣沖『完全フカセ』釣りで67cm頭にマダイ17尾にブリ当日のタックル

仕掛けはハリス6号8mの2本バリに統一。パラパラとまきエサをまきながら、オキアミを刺した仕掛けを投入する。

トモの2人は発泡ウキ6~7号を付けた仕掛け、私はノーマル仕掛けで乗っ込みマダイとガチ勝負だ。

チダイに苦戦

上潮の流れは良好でラインはスムーズに出ていくが、底潮は少し緩く、苦戦が続く。120mで仕掛けを回収すると、刺しエサは残っていた。

しかもチダイが口を使うようになり、想定外の苦戦が…(汗)。

ポイント移動で45cmマダイ

午前8時を過ぎると、船長はポイント移動を決断、水深63m付近にアンカーが入った。

投入を開始すると、奥平さんのラインが飛び出し、船長が差し出すネットに食べごろサイズの美形マダイ45cm前後が収まった。ダブルだったので、奥平さんの頬も緩む。

解禁直後の鷹巣沖『完全フカセ』釣りで67cm頭にマダイ17尾にブリべっぴんマダイ仕留め笑顔

時合いにマダイ連発!!

すかさず舟津さんが声を上げた。数値100m付近でラインが飛び出したようだ。やがて食べごろサイズのマダイ50cm前後が無事ネットに収まった。

解禁直後の鷹巣沖『完全フカセ』釣りで67cm頭にマダイ17尾にブリ本命を仕留め満足顔

私も発泡ウキ6号を付けた仕掛けを投入する。ヒットゾーンが判明すれば、こっちのものだ。

120m付近でラインが飛び出し、アラーム音と同時にクラッチが入った。よっしゃ、きた!大きくアワセを入れながら電動リールのスイッチオン。マダイの三段引きを楽しみながら巻き上げる。腹パンのマダイ50cm前後が無事ネットに収まった。

ここからマダイが連発!時合い突入だ。食べごろサイズばかりなので、ぜいたくだが大型マダイが欲しい。

当日最大67cm

沖上がり1時間前、まきエサを多めに放り投げ、さしエサ先行を意識してラインの操作を繰り返す。するとラインが飛び出し、アラーム音が鳴った。うれしい瞬間だ。大きくアワセを入れると重量感が伝わり、瞬時に大型のマダイに間違いないと感じた。

鋭い突っ込みをかわしながら慎重に巻き上げる。完全フカセの楽しさを堪能しながら手繰り寄せると、船長が「マダイのダブルだぁ」と言いながらネットに取り込んだ。サイズは67cm、当日のうれしいビッグワンマダイだった。

解禁直後の鷹巣沖『完全フカセ』釣りで67cm頭にマダイ17尾にブリマダイ最長寸は筆者の67cm

90cmブリも仕留めた

そんななか、舟津さんが悲鳴を上げ続けていた。

見に行くと、ラインが引っ張り出されており、やがて大暴れする青物が浮上。「これはブリだ」という船長の弾んだ声。90cmの立派なブリだ。

ブリと格闘して疲れた舟津さんの表情が印象的だった(笑)。

解禁直後の鷹巣沖『完全フカセ』釣りで67cm頭にマダイ17尾にブリ90cmのブリを仕留めた船津さん

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