GWも終わり日差しは初夏を思わせるようになり、春もそろそろ終わりになりました。春の山菜レシピ紹介の最後を飾るのは「ノビル」です。春が旬で料理のバリエーションも多彩、どこにでも生えているので、ぜひ釣りの合間に見つけたら持ち帰ってみてください。
ノビル
ノビルとはユリ科の多年草で、野原や川の土手などに自生しています。地下に球状の鱗茎があり、葉は細長く、夏に白紫色の花をつけます。
ネギに似たにおいがあり、味もそれに似てなかなか美味です。
収穫はできるだけ根元をつかんで引き抜けばいいのですが、結構な割合で鱗茎の上で切れてしまいます。雨の後、地面が緩んでいるタイミングを狙うか、小型のシャベルを用意しましょう。
ノビルの酢味噌和えの作り方
今回はノビル料理の定番、「ノビルの酢味噌和え」を紹介します。
ノビルの香りとさっぱりとした酢が食欲をそそります。また、シャキッとヌルッとした食感も面白いです。ぜひお試しください。
【材料】
ノビル10本前後、白味噌小さじ1、砂糖小さじ1、酢小さじ1、みりん小さじ1/2、ゴマ少々。
下準備
鱗茎の上10㎝ほどを残して葉を切る。上の方の葉は硬いので捨ててしまいます。
玉ねぎを掃除する要領で、汚れた薄皮をむき、根を包丁で落とします。
酢味噌を作る
すり鉢にゴマを入れて軽くすりつぶします。そこに味噌、砂糖、酢、みりんを入れてしっかり擦ります。
茹でる
掃除が終わったノビルを、沸騰したお湯で2~3分ゆがきます。大きなノビルは火が通りにくいので、葉がくたっとするまで茹でましょう。
茹だったらザルにあけ、水を切ります。
和える
最後に水を切ったノビルを酢味噌の入ったすり鉢に移し、軽く和えれば完成です。下処理がちょっと面倒ですが、料理は超簡単なので、挑戦してみてください。
ノビルは今回紹介した以外にも、しょうゆ漬けや天ぷら、酢漬け、餃子のタネなどなど、いろいろな料理に使える万能食材です。ネギ、ニラを使う料理はどれもノビルに置き換えて応用できるので、いろいろ試してみてください。
<中西/TSURINEWS・関西編集部>