1月20日、入院を控え「場合によってはしばらく釣行できなくなるかもしれない!」という不安を抱えながら、闘病生活の前に釣行しようと、大アジが伊良湖沖で上がっているという情報を得て、愛知県・南知多町師崎港の石川丸に乗船した。
準備は万端!
正直体調面で多少不安があるが、悔いが残らない楽しい釣行にしたいと考えた。
早めに到着して準備しようと考えて、名古屋市名東区の自宅を午前3時30分に出発して、師崎のファミリーマートには4時30分に到着。パンとお茶を購入して、石川丸の受付には5時15分に到着した。出船は午前6時30分なので早めの到着。
現地は曇りで、気温は5度。防寒対策としてかなり服を着込んだので苦にならない。どんより曇った天気で、今にも雨が降りだしそうだ。
早々に受け付けを済ませて乗船。小型コマセカゴ、オモリ80号、サビキ5本バリ仕掛けが手渡される。仕掛けは支給品で、コマセカゴとオモリは終了後に返却する。私の釣り座は右舷ミヨシ。
伊良湖沖までは約30分とのことで、午前6時30分に出航。
ポイント到着まで体力を温存するため、船内で休憩を取った。ポイントに到着すると多少風があり、小雨も降っていた。
投入はひと流しに1回
ポイント周辺には乗合船が集結しており、名古屋港を出入りする巨大な貨物船が行き交う場所でもあった。
ポイントの深さは70~80mで、最初は80mが底となる場所から始め、70mまで駆け上がる場所までを繰り返して流す。
合図とともに仕掛けを投入。
一度仕掛けを上げたら、オマツリと根掛かり防止のため次の流しまで仕掛けを投入しないが、干潮時の潮止まりは合図があるまで仕掛けを投入してもいいとのアナウンスが流れた。
底を取ったらすぐに仕掛けを上げる。
アジを追い食いさせると、その間に根掛かりとなるので、1匹でも掛かったら仕掛けを上げる。
根掛かりに苦戦
着底させて軽くシャクリを入れたところ激しいアタリがあったが、1投目で根掛かりとなってしまった。
うまく仕掛けを回収することができたが、一番下のハリスが切れていたので、船長から仕掛けを購入した。
午前7時ごろは潮の流れが非常に速く、底をとらえても潮流があるため、イトフケを取っている間に根掛かりとなる。
この日は潮の流れを意識して、根掛かりを回避しながら底周辺にいる大アジを狙うという難易度が高いサビキ釣り。この難易度が面白いのかもしれないと感じた。
私は2投目も根掛かり。
仕掛け位置を調整
2回の根掛かりで、この海底の勾配が想像よりもきついと感じたので、カケアガリではわせるのはやめて、根掛かりしないギリギリの深さで仕掛けをキープ。
コマセをまいて魚を寄せる方法にした。
電動リールで74mぐらいが根掛かりしない深さだったので、タナを74mで固定して、集中してコマセをまくことにして、4投目でようやく30cmオーバーの大アジをキャッチ。
さすがにこのサイズともなると重量感のある手応えで、2匹もこのサイズが掛かったら、取り込むのは難しいと感じた。
また、追い食いさせず、1匹でも上げることが大事だとも感じた。
潮止まりで連発!
この日は満潮から干潮へと移行する下げ潮で、しかも、大潮で潮の流れが大きいため、干潮時の潮止まりが釣りやすい時間帯となった。午前11時30分になると底潮の流れは緩やかになり、はうように仕掛けをコントロールすることが容易になる。
この日は電動リールのメーターで76mまで仕掛けを下ろし、ゆっくりシャクって74mで待ち、食ってくるパターンを見つける。
これを繰り返し、短時間で効率良く大アジを追加することができた。また、マダイもキャッチすることができた。
午後1時に納竿となり帰港。