エサでもルアーでも、釣って楽しく食べて美味しい東京湾のタチウオ。1月26日(土)金沢八景の太田屋を訪れた。当日、筆者はルアーでチャレンジ。通常とは異なるパターンで連発となった。
猿島沖でスタート
6時半、船宿に到着すると、明るい女将や船長たちに迎えられ、さらに顔見知りとも遭遇し、朝から釣り談議に花が咲く。
受け付けを済ませ船に向かうと、強風予報がでているにもかかわらず、多くのファンが集結。
7時15分に池田船長の舵取りで出船。沖へ出ると予報通り風が強く、ウネリがあったが、ていねいな操船で猿島沖のポイントへ。
「水深は57mです。底から10mまで反応があるのでやってみてください。」というアナウンスでスタートフィッシング。
1尾目からメーター級!
まず、125gのメタルジグ「太田屋カラー」で様子をみると、すぐに熊谷さんが指4本級の良型をキャッチ。
右舷の池田さんもエサ釣りで連釣。しかし、あとが続かず潮回り。
ちょうど潮止まりの時間帯で食い気がないようだったので、ジグのカラーや重さ、さらに巻きスピードやフォールスピードなど色々試しながら釣り続けると、200gの赤金でフォール中にガツンとヒット。
強烈なファイトを楽しみながら巻き上げると、1尾目からメーター級の良型。
船長へお礼の気持ちを込めてガッツポーズ。
フォールで食わすパターン
フォールでのアタリがほとんどのシーバスと違い、巻き上げのシャクり途中でのアタリが多い魚だが、隣の新谷さんから「最近はフォールでアタることが多いんですよね。」と、アドバイスをもらったので、底から10m早巻きして、落下中のミチイトの動きに集中すると、フッとラインがフケるだけの微かなアタリ。
すかさずアワセを入れるとドスンと乗った。
同じパターンで良型を3連釣して気分は最高。
熊谷さんも、大きなシャクリで誘い、長めのフォールで食わせるパターンがハマって着実に釣果を重ねる。
10時過ぎ、トロトロと下げ潮が効いてくると、入れ食いタイムが到来。
それまでの食い渋りがウソのようにフォールでもシャクり途中でもガンガンと、活性のいいアタリがでるようになって、良型を5連チャン。
あいにくの強風で船酔いしダウンしていた凌輔くんも、ここで復活してすぐにメータークラスの本命をキャッチ、嬉しそうな笑顔を見せてくれた。
新谷さんも絶妙な巻きスピードの変化で良型を連発しニッコリ。
大型青物ヒット!
しかし、下げ潮が激流になると、また散発に。ここで、ルアーをひったくるような鋭いアタリ。
アワせたとたん、ラインが20m出されるような強引。リールを巻いては出され、巻いては出されを繰り返す。
船長が、「この引きは大型の青物だね。」と言っていたので、慎重にファイトを続けたが、船下に突っ込まれた瞬間にフッとテンションが消えて無念のラインブレイク。
喪失感にしばし立ち尽くしてしまう。