ヘラブナ釣り初心者入門講座:秋の野釣りキホン解説【関西エリア】

秋も深まり、ダウンを着て出かける季節になってきている。数ヶ月前までは台風が連発し、週末に天気の悪い日並が続いて、なかなか釣行することもできなかった。だが季節がかわり、天候も安定してきたように感じる今日このごろ、過ごしやすく食べ物もおいしい季節。もちろん、釣りにも行きやすいシーズンだ。紅葉に囲まれてゆっくりとウキを見ながら人里離れた湖で過ごす時間は、最高のぜいたくではないだろうか?今回は「初心者でも釣りやすい秋の野釣り場でのヘラブナ釣り」を解説したい。

TSURINEWS編集部 TSURINEWS編集部

淡水の釣り ヘラブナ釣り

秋の野釣り

美しい野ベラ

夏場の水温が上がる時期のヘラブナ釣りは活性が上がり確かに釣れやすい。

だが、活性が高いがゆえにヘラが寄りすぎてエサが持たない。ウキが動き過ぎて、どのアタリにアワせればいいのか分からないなど、慣れていない場合、意外と難しい場面もある。もちろん人間自体も、気温が上がりすぎて体力が持たない場合もある。

野釣りでの秋のシーズンは水温が下がるから釣れないのでは?と思いがちだがそんなことはない。

秋の野釣り場がオススメな理由は…

1.冬の前に体力をつけるため、秋の荒食いと呼ばれるタイミングがある。
2.関西の各ダムでは、冬になるにつれ水位を上げていく所が多く、水が動きヘラの活性が上がる。
3.水位が上がると足場がよくなる。

…といったものがある。これらの理由から、釣果的にも手軽に釣行しやすいのが秋の野釣り場というわけだ。数も釣れ、大型も釣れる可能性の高い時期と言える。

秋野釣りの釣り方

野釣り初心者にお勧めの釣り方は、セットの宙釣りだ。中層を釣る宙釣りで、上バリにバラケエサを付けて、下バリにクワセエサを付ける釣り方を言う。簡単にいえばバラケエサで寄せて、クワセエサを誤飲させる釣り方だ。活性が下がっても対応可能な釣り方だ。

関西の釣り場での標準的なセッティングは、サオ15~21尺、ミチイト1・2号、ハリス上0・8号下0・6号(上10cm下50cm)、ハリ上8号下4号、ウキはボディー10cmパイプトップ、バラケはSレッドの標準作り、クワセエサは力玉が使いやすい。タナは2mから始める。

釣り方のポイントは…

1.バラケをしっかり付けて、ウキが沈没するギリギリまで持たせる。

2.しっかりした勢いのあるアタリをアワせる。

3.アタリがなければ15cmずつウキを上下させて、タナを探る。

4.バラケが抜けてからサワリがなければ、テンポよく打ち返す。

…以上が基本的なポイントだ。

宙釣りとは?

宙釣り=中層を釣る釣りをいう。

ダム湖での陸からの釣りは、足元から凹凸がある岩盤や斜面が続いているため、底釣りでは根掛かりが多いので、この釣りがメインになる(春の産卵期などに浅場で釣る場合は除く)。

セット釣りとは?

セット釣り=上バリにダンゴ、下バリにウドンタイプのクワセエサやグルテンを付ける釣りをいう。

9月後半から春以降の季節は活性がそこまで高くないため、ダンゴからあふれる麩にクワセエサを紛れ込ませ、誤飲を誘う。

関西のオススメ釣り場

関西で初心者にお勧めしたい釣り場は、奈良の布目ダム、津風呂湖、兵庫の大杉ダムなど。これらは比較的魚影が濃く、釣りがしやすい釣り場だ。

タイミングが合えば45cm級の大型や、数釣りなど夢のある季節。

野釣りデビューやヘラブナ釣りデビューもしやすい時期なので、仲間とお弁当を持って釣り場に向かえば、楽しいこと間違いなし。ぜひ、釣り場に向かってもらいたい。

秋は野釣りに好適

<週刊つりニュース関西版 土屋直人 /TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース関西版』2018年11月23日号に掲載された記事を再編集したものになります。