11月6日(火)、釣友の加藤さんを誘って、相模湾小坪の太郎丸からアコウ五目船で釣行。今回は釣行とタックル、仕掛けさらに釣り方も紹介していこう。
キンメ釣りタックルについて
オモリ負荷にあった専用竿以外には、オモリ250号前後の場合、青物用の7対3調子2~2・7mのワンピースロッドなどでも代用可能。ミチイトはPE6~8号600m以上が巻ける大型電動リールが好適。
キンメ釣りのエサ
基本はサバの短冊。長さ12~13cm、幅1cmほどに切り、皮を残して薄く身を削いだもの。皮側からチョン掛けして使う。
特エサとして、カタクチイワシやホタルイカなどの身エサや、イカや、カツオのハラモや鮭皮などの短冊を持参する人も多い。
キンメ釣りの仕掛け
投入のタイミングを逃すと再投入はできないので、予備は多めに用意しておこう。
ハリ数は6~10本が扱いやすい。太さはミキイトはフロロ14~18号、枝間1.2~1.5m、枝スは同6~12号50~60cm。
深場釣りの投入
最初の投入時は、掛け枠(治具=じぐ)を使うか、エサ付けしたハリを投入前にマグネット板に並べておく。
リールのバッテリーやオケ、尻手ロープなどは投入中に引っかかることがあるので、マグネット板と逆側に整理する。
合図でミヨシから順に仕掛けを入れる。この時仕掛けが海中に入るまで5秒くらい。うまくいったら、リールのクラッチをフリーに。投入でタイムロスが生じると、全員の仕掛けが海底に届いたときに、ポイントから外れてしまうので準備は入念に。
大流しになった場合は、10本バリ程度なら仕掛けにもう一度エサを付けてマグネット板にハリを置いて投入する。
ミチイトをキーパーにしっかりと掛けておき、ハリを順番にマグネットに置き、サルカンやヨリトリリングを船ベりにぶら下げる。
釣り方について
朝イチは高活性なので、タナを切るように指示が出ることが多い。着底したら5mほど素早く上げ、アタリがなければ、タナを取り直す。
アタったら、極端に巻き上げたり、イトを送ったりしないで、巻き取りの合図を待つ。
キンメ釣りの取り込み
中~中低速で巻き上げ。上がってきたら、ミキイトをたぐり、たるまないように取り込む。ミキイトを触って手を滑らせていく感じで、枝スをつなぐ結束部分(親子サルカン)を順々につかんでいくとスムーズ。
枝スとミキイトを一緒につかむと、ハリが船べりに引っかかりにくい。
魚が掛かっている場合は、枝スとの結束部分を持ち、魚に近いほうを持って取り込む。キーパーに対して、マグネット板が付いている方向に自分が下がっていき、順番に取り込む。
回収や取り込み後は、すぐ次の投入ができるように準備。仕掛けが絡み修復不能ならすぐに新しい仕掛けを用意しよう。水深もそこまで深くないので、投入機会も10回以上。深場釣りの入門にはもってこいだ。
<週刊つりニュース関東版 APC・間宮隆/TSURINEWS編>
太郎丸