愛知・筏川でのウナギ釣りで60cm級極太ニョロニョロ君をゲット

愛知・筏川でのウナギ釣りで60cm級極太ニョロニョロ君をゲット

わが家から西側を眺めると多度山系の山々が紅く衣替えを始め、味覚も食卓を彩り豊かに楽しませてくれる秋本番。朝晩は涼しくなったが、この数日昼間はポカポカ陽気が続いているため河川の水温も上昇しているのではと思い、10月23日早朝ニョロニョロ君退治に出動することに決めた。

愛知県のリアルタイム天気&風波情報

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・永井博文)

アバター画像 TSURINEWS編集部

淡水の釣り ウナギ釣り

筏川でウナギ釣り

また、この日は電信電話記念日。私は釣り具のバッグにもう一つの趣味のアマチュア無線のハンディー機を忍ばせている。獲物がハリに食いついてくれないとき、私は音声だけの無線通信を行っている。これが素晴らしい。

私は夜中の釣行がほとんどなので通信相手はドライバーが多いが、案外釣行情報が頂ける。夏休みシーズンには私と同じく釣行中の人と通信でき、年齢を越えて友人になったこともあるので大切なグッズだ。

まずはいつもの場所でエビを採取する。魚寄せにちょうどいいサイズのエビが短時間で採取できたが、私の望むふっくらしたエビはおらず残念。

愛知・筏川でのウナギ釣りで60cm級極太ニョロニョロ君をゲット生まれたてのすっぽん(提供:週刊つりニュース中部版APC・永井博文)

エビ採集中、エビの中に同色の丸っぽい生き物がもがいていた。なんと生まれたてのスッポン君だ。夜行性のため、夜中でもエサを探してさまよっていたのだろう。18年前、エビ採集中にタモに入った小さなバカボン君は、家族の一員として大切に育てている。

筏川橋周辺で遠投

釣り場所は筏川橋の南側。以前は対岸までロープが張ってあったが、処理されたのか見当たらないため、その分遠投する。50mほど南東方向へ仕掛けをぶっ飛ばし、5分ほど待って10mほどイトを巻く。この繰り返し。イトを巻き取ったら生きの良いエビをハリに付けて再度仕掛けを投入する。

愛知・筏川でのウナギ釣りで60cm級極太ニョロニョロ君をゲットタックル図(作図:週刊つりニュース中部版APC・永井博文)

何度も何度も小さな動きはあるが、アワせるような決定的な動きはない。夏の間はブルーギル君やフナ君、明るくなり始めるとミドリガメ君が嫌というほど遊んでくれたが、その子たちも相手にしてくれない。

愛知・筏川でのウナギ釣りで60cm級極太ニョロニョロ君をゲットポイント図(作図:週刊つりニュース中部版APC・永井博文)

今シーズン150匹目の60cm極太ウナギ

午前4時を過ぎたころからサオ先がコツコツとアタり始めた。そんなとき、堤防に立て掛けてあるサオが水中に引きずり込まれるほどイトが引っ張られた。サオを持つのが精いっぱいの状態。とても重く、手元にきたときは思わずエビ採取用のタモを手にしていた。

愛知・筏川でのウナギ釣りで60cm級極太ニョロニョロ君をゲット栄養ドリンクと同じくらいの極太ウナギ(提供:週刊つりニュース中部版APC・永井博文)

今シーズン150匹目のニョロニョロ君にふさわしい60cmほどのおなかの真っ黄色な極太サイズが、クネクネ暴れながらタモに入った。海水域では極太の大型ニョロニョロ君の釣果は新聞などで見聞きするが、一般河川にも棲息しているのはうれしいものだ。

愛知・筏川でのウナギ釣りで60cm級極太ニョロニョロ君をゲット筏川のポイントの様子(提供:週刊つりニュース中部版APC・永井博文)

その後、リリースサイズがハリに乗った。3匹目は、サイズは小さいが体全体に金箔がついているように黄金色に輝いていた。こんな素敵なニョロニョロ君を食べて運がなくなってしまうのは怖いので、写真撮影して優しく河川に帰した。

次のページで「ウナギのかば焼き」に舌鼓!