釣りモノとしても食材としても夏に旬を迎えるマゴチの生態

釣りモノとしても食材としても夏に旬を迎えるマゴチの生態

夏に旬を迎える「マゴチ」。産卵のために浅場に寄ってくるため、釣りやすくなり、釣りものとしてもはいシーズンを迎えます。そんなマゴチの生態について調べてみました。

(アイキャッチ画像提供:PhotoAC)

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その他 サカナ研究所

夏のマゴチは超高級魚

釣りをしない人にはあまり知られていませんが、マゴチは白身の高級魚で、都内の料亭などで扱われるほどの高級なサカナです。良質な身の味はヒラメ以上だと評価され、「 冬ヒラメ、夏ゴチ」と言われています。

スーパーなどではほとんど出回らないため、入手したい場合は鮮魚の朝市に行くか、料亭や寿司屋で食べるか、自分で釣るしかありません。程よく脂がのり、程よく弾力のある上品な白身は他に例を見ません。

また、頭や中落からは骨が多いためか、良い出汁が出るので、無駄なく全身を食べることが出来るでしょう。

釣りモノとしても食材としても夏に旬を迎えるマゴチの生態美しい白身(出典:PhotoAC)

夏はマゴチ釣りの季節

これからまさに釣りのピークを迎える「マゴチ」。産卵期のためにかなり浅場までやってきています。今はまだ卵も大きくなっていない時期ですが、少ししたら大型のメスのお腹は大きくなってくるでしょう。

個体数保存のためにも、40cmを超えるような大きなマゴチはメスですので、もったいない気もしますが、積極的に逃がしてあげましょう。

マゴチの寿命は3〜4年だと言われていますので、きっと来年、より大きくなって帰ってきてくれることでしょう。

<近藤 俊/サカナ研究所>