船カサゴ釣りで26cm頭に36匹 好釣果の条件はナギと緩い潮回り?

船カサゴ釣りで26cm頭に36匹 好釣果の条件はナギと緩い潮回り?

3月12日(土)長潮、愛知県・南知多町のまとばや丸でカサゴ釣りを楽しんだ。好条件がそろったこともあり、釣果はカサゴ17~26cm36匹、オニカサゴ19cmの合計37匹と大漁。穏やかな天候の下、十分楽しむことができた釣りの模様をリポートする。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・鬼頭佳嗣)

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船釣り エサ釣り

誘い工夫し30匹到達

午前10時30分ごろ、「カサゴが学習して渋くなってきました。大きくポイント移動します」とアナウンスがあった。移動時間を利用して縮れが気になっていた下2本のハリスを新品に交換した。

航程約5分で同じ伊良湖沖の丸山出しに到着した。「ここは下げ潮で実績のあるポイントです。水深60mから80mのポイントを少し移動しながら探っていきます」と説明があった。残り2時間強、なんとか目標の30匹超えを狙いたいところだ。

ふわりとハワせる。エサが漂いながら自然落下することが最高の誘いになる。ガガーンと勢いよく仕掛けが引き込まれた。心地いい重量感だ。23cm前後のダブル。今日はハワセに反応がいい。

頻繁なサオの上下による人為的な誘いではなく、エサの自然の漂いをイメージしてイトフケ操作で誘う。ふわっとハワせて5秒待ち、ゆっくりゆっくり仕掛けを巻き上げていく。これがいい誘いとなる。巻き上げる途中でクンククンとアタリ。ゼロテンションでハリに乗せると、23cm前後の良型が上がった。

入れ食いではないが、さらなる気温上昇で活性が上がっている。コンスタントにスコアを重ねていき、正午前に目標の30匹に到達できた。

良型交じりで37匹ゲット

残り1時間で10匹釣って大台の40匹に乗せたいところだが、深度から仕掛けの上げ下げに時間がかかるし、ちょっと厳しいかなぁと思う。

ハワセへの反応が悪くなってきたら「くの字待ち」で誘いを変えてみる。オモリを着底させたまま動かさず、仕掛けがくの字を描くイメージ(ハワセより直線的なライン角度にする)でエサを自然にブラブラさせて待つ。

ガガーンと大きなアタリがあり、サオをしっかり絞り込んだ。重みがワクワクさせる。26cmの特大カサゴだ。くの字待ちも調子良く、ダブルを交えながら釣果を上げた。

船カサゴ釣りで26cm頭に36匹 好釣果の条件はナギと緩い潮回り?条件がそろい大成功(提供:週刊つりニュース中部版APC・鬼頭佳嗣)

午後0時45分、「このひと流しで最後になります」とアナウンスがあり、もう一声を狙うがおよばず、37匹で終了時間の午後1時を迎えた。40匹到達は甘くなかったが、良型中心の大釣りに大満足の釣行だった。

釣果はカサゴ17~26cm36匹、オニカサゴ19cmの合計37匹と大漁。サイズは、25~26cmの特大1割、23cm前後4割、20cm強4割、20cm弱1割だった。穏やかな天候の下、十分楽しむことができた。

情報通り今季はカサゴの型がいい。例年は気温が上昇する4月ごろから浅場へ移って型より数の釣りへと変わるが、今シーズンはどうなるか楽しみだ。天気と相談し、波の穏やかな日を選んで釣行すると好釣果に恵まれる可能性が高くなる。その日が小潮、長潮、若潮の緩い潮なら最高だ。

<週刊つりニュース中部版APC・鬼頭佳嗣/TSURINEWS編>

▼この釣り船について
まとばや丸
出船場所:師崎港
この記事は『週刊つりニュース中部版』2022年4月1日号に掲載された記事を再編集したものになります。