3月半ばに入った途端、日中気温25度を超える日が出てきた。アオリイカの産卵接岸を狙おうと、連日「天草町の1時間毎リアルタイム海水温」を見て水温をチェックしていた。ここ数日は18~19度で推移していたため、そろそろ産卵を意識し出しているのではないかとエギング目的で天草市二江へ向かった。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター野口昭伸)
ルアー変更で即シーバスヒット
ベイトボールを発見し気持ち的にもアドバンテージとなり、トウゴロウイワシパターンを想定しリベンジ。イワシのサイズは5~7cmほど。ルアーケースの中で一番細身のシルエットだった、ハードコアミノー70Sを選択。持ち合わせのルアーの中でこれが一番、ベイトサイズに近かったからだ。
カラーは夕まずめだということを考慮しパールホロレッドヘッド。これで再度シャローエリアを流してみよう。
すると1キャストでヒット!あれだけ無暗やたらに投げていて釣れず、マッチザベイトした瞬間これである。
せっかく掛けたのだが不安な要素も発生。今回のタックルは車内の有り合わせで組んだ。ドラグがうまく機能しないリールをセッティングしていたのだ。スプールを軽く手で押さえながらの「ハンドドラグ」で対応しながらようやく取り込み。釣れたのは55cm、1.62㎏のマルスズキだった。
お腹にはトウゴロウイワシ
ベイトが何だったのか確認したかったため持ち帰って胃袋を見ることに。開けてみるとパンパンにトウゴロウイワシが入っていた。
かつて「トウゴロウイワシはベイトになりにくい」と聞いたことがあった。だからこれまでの私はトウゴロウイワシのシルエットに近いルアーは選ばなかった。しかし今回は完全にトウゴロウイワシパターンだった。伝聞を鵜のみにせず、現場から得た情報で試すことも必要だと痛感した。
<野口昭伸/TSURINEWSライター>
通詞島