釣りにおける釣果の差。一言で「腕の差」と言われてしまうこともありますが、その中でも重要なのが「観察力の差」だと思います。釣りモノ問わず、さらに安全釣行のためにも必須の能力について解説してみます。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター杉本隼一)
観察力の身につけ方
ここからは釣行時に役立つ観察力の身につけ方を紹介します。
周囲を見回す
とても簡単で誰でも出来る内容ですが、これだけで多くの情報をキャッチできます。潮目や魚が潜んでいそうなポイントを探すだけでなく、周囲で釣れている魚種、釣り方や釣れやすい場所など釣果に繋がる手がかりが得られることも。
また、空や海の様子を観察すれば雨雲が近づいてきた、沖に白波が立ち始めたなどの危険予知にも効果を発揮します。タックル準備中や仕掛け交換時にも軽く周囲を見回してみるのもオススメです。
耳を澄ます
魚の捕食時やエサとなるベイトがいる場合には魚が出す音が居場所を割り出す手がかりになります。筆者が青物狙いで釣行する際にはナブラやボイルをいち早く発見するために水面の音と海鳥の騒ぎ声を意識して釣りをしています。
また、渓流釣りやバスフィッシングでも捕食音が魚の活性や居場所を掴む大切な情報源です。
ゴミの動き方を観察
水面に浮かんでいる水草やゴミの動き方を観察することも重要です。水面のゴミは引っかかることも多く鬱陶しい存在ですが、逆手に取れば潮の流れや変化を知る情報源として利用できます。
ゴミが溜まっている場所は潮目や流れの変化がある場所として認識しやすく、狙うべきポイントが絞りやすくなることも多いです。
<杉本隼一/TSURINEWSライター>