今回のテーマは「キミもやってみよう大型釣り」千葉県君津市にある亀山湖では舟釣りで手軽に大型が狙えるフィールドだ。尺半はおろか時には夢の50cmオーバーも顔を出し、大型狙いの釣り人が全国から押し寄せる。だが誤解しないでほしい。大型釣りはけっして特殊な釣りではない。ちょっとの工夫と運(タイミング)さえ合えば、誰でも記録を更新できるのだ。そんな釣りを戸張が指南する。今回はマッシュ系ダンゴエサについてだ。
配合例
これを見ると基本的にはマッシュエサ2に対して水2、それに麸エサ2ないし3が基本になっているようですね。
素朴な疑問ですが粉4に対して水2とはずいぶんと水分量が多めなのでは?
「マッシュは水をよく吸いますから、これでも出来上がりは硬めになります。
大切なのはどのようなマッシュ系ブレンドにしろ、先にマッシュを水で溶いておき十分に放置して吸水させてから麸エサを混ぜることです。」
図を見ると、粘力を使うパターンと使わないのがあるようですが?
「粘力を使わない場合はカルネバを使います。
ぞれぞれに特徴がありますがカルネバの利点は追い足しができることですね。たとえばこの1投は超ペトコンで打ちたいと思った時に小分けした基エサにカルネバを差して練り込み手水を打ったりするわけです」
マッシュエサはやはりペトコンですか?
「そうとは限らないですね。硬いエサでも食ってくることはありますから。
大切なのは触りが出てもナジミが入っていることです。触りが出てすぐに戻ってしまうようではまず大型は釣れないでしょう。」
要はハリに残っているエサのサイズですか?
「そういうことになります。
そして軟らかいエサほど大きくてもナジミ幅が少ない。つまりトップが沈没しないのです。
そして大きい(重さではなく体積のこと)エサを食ってくる魚ほどサイズも大きい傾向です。
あとはやはり硬いとカラツンになる可能性も高い。アタリ返してくるほど魚に活性があるなら硬いエサを試してみるのもいいいでしょう。そのほうがエサを持たせやすいのですから。
ですが触りはあるのに食わないなんてこともあるわけです。
そのような時に超ペトコンエサを入れるとズバと落としてくれたりもしますのでペトコンエサもぜひ試してみてほしいですね。」
<戸張 誠/TSURINEWS編>
ボートハウス松下