12月7日。筆者にとって今シーズンの寒ブリジギング開幕戦。7kgのブリを筆頭にワラサクラス3匹もキャッチすることができた釣行を中心に、上越寒ブリジギング攻略法の考察をしてみたい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター宮崎逝之介)
ショックリーダーの太さ
意外と見落としがちで、筆者的にかなりこだわっているポイントは、ショックリーダーの太さだ。ショックリーダーはジギングではヒット時の衝撃を吸収し、根ずれでのラインブレークを回避するためのマストアイテム。
筆者は5~6mくらいの長さにしている。途中で根擦れしてキズつく可能性があるためスタート時はやや長めにし、釣行中先端の方だけ傷付いてしまったら少しカットしている。
このショックリーダーだが、細ければヒットは増えるがラインブレイクしやすくなってしまい、太いとラインブレイクはしにくいがヒットが激減する。これを筆者は「ショックリーダーのジレンマ」と呼んでいる。もちろん魚の活性が高いときは太いリーダーでもヒットするが、渋いときはリーダーのサイズダウンによってヒットにつながるケースがある。どの太さで勝負するかという選択は、釣果に直結する非常に重要なファクターだと思っている。
リーダーが太すぎる場合、魚に見切られ、どんなにいいジグでいいアクションをさせてもバイトがないと感じることがある。同じようなジグで同じようにアクションさせているにもかかわらず、周囲に比べて自分だけヒットが少ないときはリーダーが太すぎる可能性も疑ってみてもいいだろう。
ヒットを優先
筆者的には「ヒットなくしてキャッチなし」の考えで、ヒットがなければリーダーをサイズダウンする。当然ながらラインシステムはしっかり組みたい。
ちなみに今回、40lbのリーダーでスタートしたが、しばらくノーバイトだったので約1時間後30lbのタックルに変更し、船中ファーストフィッシュのワラサをキャッチすることができた。ただの時合かもしれないが、7kgのブリも問題なく30lbで上がった。別船でブリをキャッチした釣友のリーダーは35lbだったとのこと。
ちなみに、メインラインのPEは、筆者は3~4号、別船でブリを上げた釣友は2号とのことだった。300m巻いておくと安心だ。ブリはあまり根に潜らないとは言われているが、ヒット後他の乗船者とオマツリになるケースもあるので、この点も考慮に入れたいところ。ちなみに今回の釣行ではブリが4人同時にヒットし、全員オマツリしている。
ただし、何度も言うが、中にはライトタックルを禁止して50lb以上のリーダーを推奨している遊漁船もあるので、事前に意中の遊漁船にご確認いただくことをおすすめする。
時合いに集中
今回の釣行ではブリクラスが船中で3匹上がったが、実は前述のように全部同じ時合いに同時にヒットしている。ヒット自体は4人同時だったが、お一人だけは残念ながらバレてしまった。このように、一瞬の時合いに同時ヒットの可能性があるので、他の乗船者がヒットしたときは集中力を高めよう。
いかがでしたか。少しでも釣行計画のヒントになれば幸いです。
<宮崎逝之介/TSURINEWSライター>