本格的なシーズンを迎えた新潟上越寒ブリジギングの攻略法をご紹介したい。今回は概要と基本タックル、ジグについて解説する。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター宮崎逝之介)
メタルジグのタイプ
この日はロング系、ショート系など釣り人によってまちまちだったし、どのタイプにもヒットはあった。筆者だけで考えても、前半と終盤のワラサはロングジグでのヒットだったし、中盤でのブリはショートタイプのジグだった。
カラー
ジグカラーは、前半のワラサ2本はグロー系のシルバー。ブリはシルバーとグローのゼブラ柄。終盤のワラサはピンクでのヒットだった。周囲では最初はまちまちだったが、徐々にある好調な釣り人のグリーンイエローが伝染していき、よくアタっていた印象もある。
筆者的にはこの時期の日本海にありがちな薄暗い曇天の中、前半使用したグロー系のロングジグでワラサを2本連続でキャッチし有効性を実感。2日後に別船で8kgのブリをキャッチした釣友はショートタイプ150gの蛍光ゼブラのジグなどがよかったらしい。
重量
ジグの重量は150~200gを使用。ジグのフォールのしかたを見て、横に流され過ぎて釣りづらいようなら重くし、真下に落ちてしまうようであれば軽くするという感じで調整するといいだろう。横に流されて他の乗船者とのオマツリが頻発するようなら直ちに重くすべきだろう。
この日の水深は終始100~120mくらいだったが、だいたい150gでこと足りた印象である。日によってはヒットするジグのタイプに偏りが出るケースもありうるので、種類を厚めに準備するのであれば150g前後のバリエーションを増やしたらいいと思う。
どのタイプのメタルジグにも共通していえることは、メタルジグはエサではないので、ただ海中にぶら下げていても魚が釣れることはほとんどない(まったくないことはないが)。大事なのは速く動かすにしろ、ゆっくり動かすにしろ、どうにか工夫して生きている魚のように動かしてフィッシュイーターを騙すことだと思う。
いかがでしたか。次回のその他の要素について考察いたします。
<宮崎逝之介/TSURINEWSライター>