オフショアジギングでの釣果アップの鍵はアシストフックの設定をいかにうまくできるか?にかかっていると思います。そこで、今回は同アイテムの具体的な自作手順を解説します。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター堀籠賢志)
金物との接続
アシストラインにフックを固定したら、アシストフックとリーダーの接続、ジグの接続などを考慮して、溶接や打ち抜きのリングをアシストラインに固定します。
アシストフックにリングを接続しておくことで、フックがダメになったら即交換が可能だし、フロント側、リヤ側のどちらでも使えるようになります。システマチックにアシストフックをジグに合わせてセッティングできるようになります。
リングとアシストラインの接続には「二重結び」、「根巻き糸によるPRノット」、「ループにリングを通す」などがあります。
スッポ抜け対策
フックとラインの接続に根巻き糸を使用する場合、スッポ抜け対策は重要です。魚の大きさが5kgを超える場合は、対策を考えて作製することが大事です。スッポ抜け対策には、
・シャンクへの根巻き糸の下巻き(基本です)
・下巻きの厚みを変える
・アシストラインにフックを通す
・接続に結びを併用する
・アシストラインの末端に焼きコブ
などがあります。せっかく綺麗に作製したアシストフックでも、スッポ抜けで破断しては意味がありません。対象魚のサイズに合わせて強度面を考えて作製することが大事です。
ジグとのバランス確認
ラインシステムの中での強度バランスや、フックとアシストラインのバランスの他にも、使用するジグとのバランスも大切になってきます。
スロー系のジグの場合、ジグの前後にアシストフックを付けることを前提に設計されています。前後のアシストフックのバランスも大切です。
ロングジグでのワンピッチジギングでは、フロント側のみにアシストフックを取り付けますが、この場合でもフックのゲイブ幅によってはジグに絡みやすくなったりしますので、注意が必要です。
アシストフックを自作したら、実際に使用するジグに取り付けてみて、バランスを確認しておくことをお勧めします。実釣の際にぶっつけ本番で使用するとトラブルを発見しても修正が効かない場合が多いですので、出来る準備は事前に済ませておく方が良いです。
<堀籠賢志/TSURINEWSライター>