梅雨が明ければ、いよいよアユ釣りは最盛期に突入だ。ここでは最盛期の瀬釣りをテーマに解説していく。ぜひトモ釣り本来の釣りが楽しめる時期を満喫していただきたい。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 松森渉)
イトは比重で使い分ける
瀬釣りでは、イトの使い分けもキーポイントになってくる。瀬は前記でも述べたように押しが強い。背バリやオモリを使い釣りやすくするが、イトの比重を重くすることでより釣りやすくなる。今では各メーカーから、さまざまなイトが発売されているが、瀬釣りで使用するのはメタル系のライン。金属種の水中イトだ。
このメタルラインには比重が表記されてあり、数字が大きくなるほど大きくなることを示している。比重の大きさは釣り人ごとに釣り方も違うので一概にいえないが、北陸などの大河川では比重が大きい方が釣りやすい。
長良川でも増水時は比重が大きい方が有利だが、水が引いてくれば比重を小さくしていろいろな釣りに対処した方が釣果は伸びると思う。
ハリは4本イカリが基本
最盛期に使うハリは基本4本イカリ。追いがいいので、ハリ数が多い4本イカリが有利だ。またアユにパワーがあるので、イカリはある程度重い方がハリに乗りやすい。そのため3本より4本だ。号数は6.5~7.5号の4本イカリだが、北陸では8~8.5号の4本イカリも使う。ハリの線径は細軸だとバレることが多いので、中軸(線径0.41ぐらい)を選択するといい。
また状況によっては、3本チラシも出番がある。使いどころは、4本イカリで掛かってもバレが多発するとき。アユが大きいとき。チラシなら掛かればまずバレることはない。掛かりは遅くなるが、どうしてもバラしたくないときのために、ベストに忍ばせておくといいだろう。
コロナ禍に配慮して楽しもう
今年も昨年同様コロナ禍でアユ釣りをすることなる。いろいろな制約もあると思うが、釣り人として最低限できることはしていきたい。オトリ店ではマスクを着用。ソーシャルディスタンスを確保しよう。河原や道の駅などでの夜宴も控えめにしよう。
釣りをしているときは、嫌なことも忘れられる。釣り人にとって楽しい時間をいつまでも保つために。
<週刊つりニュース中部版 松森渉/TSURINEWS編>