人気沸騰のイカメタル。ゲームの発展とともに、タックルもスッテも大きな進化を遂げたが、使用するリグもしかり。今回、金属ラインを素材に使用した革新的なイカメタル用リグを福井県敦賀沖での実釣とともに紹介したい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWS編集部・五井貴矢)
最終釣果は船中1250匹
さて、締めの一匹を手にした一同だったが、当夜の釣りはここで終わることはなく、終盤の定例イベント減灯(明かりを落としてイカの群れを浮かせる)後に、再びマイカの活性が上がり、「釣りを止めない限り釣れる」というファン垂涎の展開となった。
船中釣果は1250匹に達し、石川さんも撮影や開発中の製品の実釣チェックで、たびたび釣りを中断しつつも、60匹を超える釣果を確保した。釣りだけに集中していれば、もっと釣果を伸ばせただろう。
今後の展望
例年、若狭湾では初夏からお盆にかけてマイカの回遊がピークを迎え、夏の終わりとともに一度終息する。こうしてひと息ついたあと、9月の下旬に秋イカと呼ばれる個体群がやってきて、11月の下旬まで釣れ続けるのが基本の流れだ。
秋のマイカは、夏に釣れるものに比べて小さいが数が多く、性質もピュアなので、誘いによく反応し、面白いゲームが楽しめる。だが、この時期まれにやってきて、アングラーを悩ませるのがサゴシ(サワラの若魚)、鋭い歯で容赦なくスッテに襲いかかる。小型のマイカが相手だと、高価なタングステン製のスッテを投入する機会が増えるが、この魚がいると楽しいはずの一投が、恐怖のダイビングになってしまう。そんなときは、ぜひチタンリグシステムを使ってみよう。